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広島の街を象徴する存在として歩みを続けるサンフレッチェ広島。Jリーグ創設当初からの長い歴史を持ち、2010年代には3度のJ1制覇を果たしました。2024年には新スタジアム「エディオンピースウイング広島」が完成し、クラブの環境は大きく進化しました。本記事では、サンフレッチェ広島の歴史、ホームスタジアムの魅力、注目選手と2026-27シーズンの展望を紹介します。
サンフレッチェ広島の歴史
Embed from Getty Images(サンフレッチェ広島:1993年)
サンフレッチェ広島の歴史は1938年に創部された、「東洋工業サッカー部」にさかのぼります。1981年にはマツダサッカー部へ名称を変更、企業チームとして活動を続け、1992年に発足したJリーグクラブ「サンフレッチェ広島」へと受け継がれます。クラブ名の「サンフレッチェ」は「三(サン)」とイタリア語で矢を意味する「フレッチェ」を組み合わせています。
サンフレッチェ広島は、Jリーグ開幕当初からの「オリジナル10」として戦うも、リーグ制覇には時間を要しました。しかし、2012年に悲願の初優勝を果たすと、2010年代で通算3度のJ1制覇を達成。以降は上位常連として、地域に根ざした運営とアカデミーからの育成力で安定した競争力を保っています。2024年には、新スタジアムが完成し、クラブは新たな歴史を刻み始めています。
2026/27シーズンの注目選手
サンフレッチェ広島には、中盤で攻守を支える選手や、攻撃のチャンスを生み出す選手、守備からチームに貢献する選手など、それぞれに異なる持ち味があります。ここでは、2026/27シーズンに注目したい3選手を紹介します。
川辺駿(MF)
広島の育成組織出身で、海外クラブでもプレーした経験を持つ川辺駿選手は、ジュビロ磐田への期限付き移籍を経て、スイスやイングランド、ベルギーでもプレーし、2024年に広島へ復帰しました。国内外で積み重ねた経験を持つMFです。
川辺選手の強みは、攻守の両面に関われるところです。ボールを受けて前進するプレーや、味方へのパスで攻撃をつなぐ働きに加え、守備でも周囲と連係しながらボール奪取を狙います。自らゴール前へ進出する場面もあり、中盤から攻撃に厚みを加えられる選手です。
新シーズンも、中盤で攻守をつなぎながら、チームの攻撃をどのように支えるかが注目されます。試合の流れに応じた判断や、攻守の切り替えで見せる働きにも期待したいところです。
東俊希(MF)
東俊希選手は、左足のキックを武器に攻撃の幅を広げるMFです。サイドや中盤でプレーし、攻撃の組み立てからゴール前へのパスまで幅広く関わります。
特に魅力なのが、パスやクロスの精度です。味方の動きに合わせてボールを供給し、サイドからの攻撃やセットプレーでチャンスを演出します。自らゴールを狙うこともでき、パスとシュートを使い分けられる点も持ち味です。
広島の攻撃を楽しむうえでは、東選手がどの位置でボールを受け、どのような選択をするかも見どころです。新シーズンは、前線の選手との連係を深めながら、左足からどれだけ多くのチャンスを生み出せるかに注目です。
中野就斗(DF)
桐蔭横浜大学を経て広島に加入した中野就斗選手は、対人守備の強さや広いカバー範囲を持ち味とし、複数のポジションに対応できる選手です。守備での安定感に加え、積極的な攻撃参加も魅力の一つです。
2024年のJ1リーグでは38試合5得点を記録。2025年もリーグ戦37試合に出場し、広島の主力として経験を重ねてきました。DFながらゴール前へ進出し、得点に絡めることも中野の強みです。
こうした活躍が評価され、2026年9月に行われたキリンチャレンジカップ2026で日本代表に初選出。代表デビューも果たし、新たな経験を積みました。
2026/27シーズンも、守備で相手の攻撃を食い止める働きはもちろん、攻撃参加からどのようなチャンスを生み出すかに注目です。攻守両面の強みを発揮し、さらなる成長を見せられるか期待がかかります。
エディオンピースウイング広島の魅力

サンフレッチェ広島のホームは、2024年に完成した「エディオンピースウイング広島」です。広島市の中心部に位置し、アクセスの良さが大きな特徴です。JR新白島駅から徒歩15分、広島バスセンターからは徒歩10分程度と、市中心部から徒歩でも向かえる立地は、これまでの郊外型スタジアムに比べて格段に利用しやすくなりました。
収容人数は約28,000人。客席とピッチの距離が非常に近く、選手のプレーを間近で体感できる臨場感は国内随一と評価されています。照明や音響設備も最新鋭で、試合演出はもちろん地域イベントの開催にも対応可能です。スタジアム周辺には商業施設や飲食店が集まり、試合観戦を含めた街全体でのエンターテインメント体験を楽しめます。
また、バリアフリー設計やユニバーサルシートの導入など、誰もが快適に観戦できる工夫が盛り込まれている点も注目されます。エディオンピースウイング広島は、クラブのシンボルであると同時に、市民の誇りとなる新たな拠点です。
2026/27シーズンの展望
Embed from Getty Imagesサンフレッチェ広島は、J1百年構想リーグから引き続きバルトシュ・ガウル監督が指揮を執ります。注目したいのは、これまで築いてきたアグレッシブなスタイルを継続しながら、攻撃の質をどこまで高められるかという点です。
ガウル監督は育成年代での指導経験に加え、ポーランドのクラブでトップチームを率いた経験も持っています。前線からのプレッシングや素早い攻守の切り替えを土台に、ビルドアップやポジションチェンジを取り入れ、より効果的にボールを前へ運べるかが見どころとなります。
特に注目したいのが、ゴール前での崩し方です。相手を押し込んでクロスを送るだけでなく、選手同士が連動してペナルティーエリア内へ進入できれば、決定機の増加につながるはずです。ボールを失った直後の素早い対応と合わせて、攻守両面でチームの連動性が問われます。
また、結果と若手育成の両立も重要なテーマです。育成に力を注いできた広島にとって、若い選手が出場機会をつかみ、経験豊富な選手と競い合いながら成長できるかは、長いシーズンを戦ううえでも注目したいポイントです。
広島らしい強度の高いサッカーを維持しながら、より多くの得点を生み出せるチームへと進化できるか。試合では、ボールを持つ選手だけでなく、周囲の選手の動きや、ボールを奪われた瞬間の反応にも注目してみてください。
ゴールに至るまでの連動した動きを追うことで、ガウル監督のもとで進化する広島のサッカーを、より深く楽しめるはずです。

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