2026/27シーズンの横浜FCは、J1復帰を目指して戦っています。この記事では、クラブの歴史や注目選手、ホームスタジアムでの観戦情報、今シーズンの展望を紹介します。初めて横浜FCの試合を観戦する方にもわかりやすく、試合前に知っておきたいポイントをまとめました。
横浜FCの歴史
Embed from Getty Images(横浜FC 2011年)
横浜FCは1999年に誕生しました。その背景には、1998年に消滅した横浜フリューゲルスの存在があります。Jリーグ開幕から人気を集めた横浜フリューゲルスは、横浜マリノスとの合併によって消滅。その後、フリューゲルスのサポーター有志により、新たなクラブとして創設されたのが横浜FCです。
運営母体の「横浜フリエスポーツクラブ」は、サポーターや地域住民の出資によって設立された組織で、市民参加型の運営を目指した点が特徴です。この“市民のクラブ”という理念が、現在の横浜FCの根幹にも受け継がれています。
クラブの初代監督には元西ドイツ代表のリトバルスキー氏が就任。創設当初はJFLからスタートし、2007年には、クラブ初のJ1昇格を達成。しかし、同年はJ1リーグ最下位となり、翌2008年から再びJ2で戦うことになります。
その後、2019年に13年ぶりのJ1復帰を果たすと、2021年にJ2降格。2022年に再昇格したものの、2023年はJ1で18位となり、再び降格となりました。
2024年にもJ1昇格を果たし、2025年シーズンはJ1で戦いましたが、18位でJ2降格が決定。昇格と降格を経験しながら、J1復帰と定着を目指す戦いを続けています。
2026/27シーズンの注目選手
Embed from Getty Images(ルキアン選手 :左)
2026/27シーズンの横浜FCで注目したい3選手を紹介します。それぞれのプレースタイルや経歴、今シーズンに期待される活躍を見ていきましょう。
ルキアン(FW)
ルキアン選手は、フィジカルの強さとゴール前での勝負強さを持ち味とするブラジル出身のFWです。日本ではジュビロ磐田やアビスパ福岡、湘南ベルマーレなどでプレーし、2025シーズンから横浜FCに加入しました。
特に注目したいのが、ジュビロ磐田に所属していた2021年の活躍です。J2リーグで22得点を記録し、得点王に輝きました。相手ディフェンダーとの競り合いに強く、前線でボールを収められる点が特徴です。
2026/27シーズンも、ゴール前での強さを生かして得点を重ねられるかが注目点になります。J1復帰を目指す横浜FCにとって、経験豊富なストライカーがどのように攻撃を支えるかは、試合の見どころのひとつです。
髙江麗央(MF)
髙江麗央選手は、中盤でボールをつなぎ、攻撃の組み立てに関わるだけでなく、自らゴールを狙えるMFです。2026年8月16日のジュビロ磐田戦では、前半に直接フリーキックを決めて先制点を記録しました。セットプレーから得点を狙えることも、髙江選手の注目ポイントです。
2026/27シーズンでは、中盤で味方をサポートしながら攻撃のテンポを作り、チャンスがあれば自らゴールを狙うプレーに期待がかかります。観戦時には、ボールを持っている場面だけでなく、味方がボールを持ったときの立ち位置や、攻守が切り替わる場面での動きにも注目してみてください。
新保海鈴(DF)
新保海鈴選手は、サイドからの攻撃参加が見どころのDFです。2025シーズンにはJ1リーグ34試合に出場。2024年のレノファ山口FC在籍時にはJ2優秀選手賞とフェアプレー個人賞を受賞した実績を持ちます。
新保選手の持ち味は、サイドから前線へ攻め上がり、攻撃の選択肢を広げるプレーです。味方との連係からチャンスを作る一方、守備では相手のサイド攻撃への対応も求められます。
2026/27シーズンは、攻守の切り替えやサイドでの立ち回りに注目です。観戦時には、ボールを持った場面に加え、味方が攻撃を組み立てる際の立ち位置にも目を向けてみてください。サイドでの動きを追うことで、横浜FCの攻撃の狙いも見えてくるでしょう。
横浜FCスタジアム情報|三ツ沢球技場の特徴とアクセス方法

横浜FCのホームスタジアムは、横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場です。球技専用スタジアムとして設計されており、ピッチと観客席の距離が非常に近いため、選手のプレーを間近で感じることができます。収容人数は約15,000人とJ1クラブとしては比較的小規模ですが、その分、試合時には一体感のある雰囲気が生まれます。
アクセスは横浜駅西口から市営または相鉄バスで「三ツ沢総合グラウンド入口」停留所下車(下車後徒歩2分)。最寄りの三ツ沢上町駅からも徒歩約15分と、公共交通での来場がしやすい立地です。
スタジアムには「三ツ沢公園駐車場」が併設されていますが、収容台数は限られており、Jリーグなどの公式戦開催時は関係者専用となる場合が多く、一般の利用はほとんどできません。周辺にもコインパーキングが点在していますが、試合日は早い時間に満車になることが多いため、車での来場は控えたほうが安心です。
スタジアムの周囲は緑が多く、落ち着いた環境の中で試合を楽しむことができます。また、近隣には災害拠点病院である横浜市民病院が位置しており、災害時の対応体制が整ったエリアでもあります。市民に密着した立地と、スタンドから伝わる熱量が、横浜FCのホームゲームを特別なものにしています。
2026/27シーズンの展望
Embed from Getty Images横浜FCは2025シーズンのJ1リーグで苦しい戦いが続き、J2降格が決まりました。再びJ1の舞台に戻るため、2026/27シーズンはJ2リーグで昇格を目指す戦いに挑んでいます。
2026年にはJ2・J3百年構想リーグを戦い、最終順位を13位で終えました。2026/27シーズンは須藤大輔監督のもと、ボールと選手が動く攻撃的なサッカーをどこまで定着させられるかが注目されます。
10月21日時点のJ2リーグ順位表では、横浜FCは12試合を終えて6勝3分3敗、勝点21の4位につけています。23得点14失点、得失点差はプラス9と、攻守両面で結果を残しています。J1自動昇格圏の2位とは勝点2差。昇格を争うクラブがひしめくなか、今後も安定して勝点を積み重ねられるかが重要になります。
今シーズンの観戦では、ゴール前での攻撃はもちろん、中盤でのボールのつなぎ方や、守備から攻撃へ切り替わる場面にも注目したいところです。試合の流れをつかみ、チャンスを得点につなげられるかが、上位進出への鍵となりそうです。
J1復帰を目指す横浜FC。ホームゲームでは、選手たちの連係や試合運びにも目を向けながら、チームの戦いを楽しんでみてください。
