モロッコ代表は1970年メキシコ大会でワールドカップ初出場を果たし、2022年カタール大会ではアフリカ勢およびアラブ諸国として史上初のベスト4入りを達成しました。今大会は3大会連続7回目の出場となります。
モロッコ代表の基本情報
- FIFAランキング:8位(2026年4月発表時点)
- 出場回数:3大会連続7回目
- 初出場大会:1970年メキシコ大会
- 過去最高成績:4位(2022年カタール大会)
- 監督:モハメド・ワフビ
モロッコ代表の特徴
モロッコ代表は、前回大会で高い評価を受けた堅守速攻型のスタイルをベースとするチームです。自陣でコンパクトな守備ブロックを形成し、ボール奪取後に素早く前線へ展開する戦術を得意としています。
攻撃面では、両サイドバックの積極的な攻撃参加が大きな武器です。サイドからのオーバーラップや縦への推進力を活用しながら、カウンターだけでなく保持局面での攻撃構築も行います。
また、チームの主力には欧州のクラブでプレーする選手が多く、個々の技術力や戦術理解度の高さも強みとなっています。今大会は、2022年大会で築いた守備組織を維持しつつ、2026年3月に就任したモハメド・ワフビ監督の下でどのような戦術的変化を見せるかにも注目が集まります。
モロッコ代表の注目選手
Embed from Getty Images(アクラフ・ハキミ)
2022年カタール大会で高い守備力と組織力を示したモロッコ代表ですが、現在のチームには欧州主要リーグでプレーする実力者が数多く揃っています。ここでは、2026年W杯でチームの中心を担うと見られる注目選手を紹介します。
アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン/DF)
時速36kmを超えるスプリント能力をベースとした、右サイドの攻撃参加が特徴です。2025-2026シーズンのリーグ・アンでは18試合に出場し、2ゴール2アシストを記録しました。代表チームでは右サイドバックのレギュラーとして、ビルドアップの起点および右サイドの数的優位を作る役割を担います。
アゼディン・ウナヒ(ジローナFC/MF)
狭いスペースでのボールキープと、前方への縦パスの成功率が高いプレーヤーです。2025-2026シーズンのラ・リーガでは24試合に出場し、5ゴール・2アシストを記録しました。代表では中盤の3センターまたはダブルボランチの一角として配置され、守備ブロックから攻撃への切り替えでの局面で重要な役割を果たします。
ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード/MF)
スペイン代表歴がありますが、父がモロッコ国籍を保有していたため、2024年3月にモロッコ代表を選択しました。2025-2026シーズンのラ・リーガでは30試合に出場し、1ゴール6アシストを記録しています。負傷による長期離脱はなく、コンディションは維持されています。代表チームでは2列目中央や右ウイングで起用され、敵陣深くでの崩しや得点源としての役割を担います。
モロッコ代表のグループリーグ対戦スケジュール
| 試合日(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
| 2026年6月14日(日) 07:00 | ブラジル | メットライフ・スタジアム(アメリカ/イーストラザフォード) |
| 2026年6月20日(土) 07:00 | スコットランド | ジレット・スタジアム(アメリカ/フォックスボロ) |
| 2026年6月25日(木) 07:00 | ハイチ | メルセデス・ベンツ・スタジアム(アメリカ/アトランタ) |
グループリーグ突破の可能性と大会展望
モロッコ代表が属するグループCにおいては、ブラジル代表が本命と目される中、モロッコ代表はスコットランド代表とともに「対抗」の立ち位置にあります。
今大会の移動スケジュールにおける環境面の影響として、第1戦のニュージャージーから第2戦のマサチューセッツまでは東海岸沿いの近距離移動となるため、移動によるフィジカル面の消耗は低く抑えられるスケジュールとなっています。第3戦のアトランタへの移動に関しては、会場のメルセデス・ベンツ・スタジアムが空調設備を備えた屋内ドーム型スタジアムであるため、外気の気温や湿度による直接的な影響はありません。また、高地での試合は含まれないため、気圧による影響もありません。
グループリーグ突破に向けて重要になるのは、初戦ブラジル戦で守備組織をどこまで維持できるかと、第2戦・第3戦で勝点3を獲得するための、ブラヒム・ディアスを中心とした敵陣での崩しの精度です。選手起用では、欧州リーグを戦い終えた主力選手のコンディション管理と、中盤でのターンオーバーがポイントになりそうです。
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