イラク代表は2026年大会で40年ぶり2回目のFIFAワールドカップ出場を果たしました。前回出場は1986年メキシコ大会で、当時はグループリーグ敗退に終わっています。長年にわたりアジア予選で本大会出場を逃してきましたが、2026年大会ではプレーオフを突破して出場権を獲得しました。今大会は初のグループリーグ突破を目標とします。
イラク代表の基本情報
- FIFAランキング: 57位(2026年4月時点)
- 出場回数: 40年ぶり2回目
- 初出場大会: 1986年メキシコ大会
- 過去最高成績: グループリーグ敗退(1986年)
- 監督: グラハム・アーノルド
イラク代表の特徴
イラク代表は2025年5月に就任したグラハム・アーノルド監督の下で4バックをベースに戦っています。代表メンバーはイラク国内リーグ所属選手に加え、オランダ、デンマーク、アメリカなど海外クラブでプレーする選手によって構成されています。
アジア予選では2次予選を6戦全勝で突破しました。その後の最終予選では勝点1差で自動出場を逃しましたが、アジアプレーオフと大陸間プレーオフでボリビアに勝利し、本大会出場を決めています。
攻撃ではエイメン・フセインを中心に縦方向への速い攻撃を用い、中盤ではジダン・イクバルが攻守のつなぎ役やゲームメイクを担っています。また、欧州育成経験を持つ選手が複数名選出されていることも現在の代表チームの特徴です。
イラク代表の注目選手
Embed from Getty Images(エイメン・フセイン)
40年ぶりのワールドカップに挑むイラク代表。その中で攻撃をけん引する前線の主力と、中盤で試合をコントロールする司令塔の働きはグループリーグ突破を目指す上で重要なポイントとなります。ここでは2026年大会で注目したい2選手を紹介します。
エイメン・フセイン(アル・カルマ/FW)
イラク代表のエースストライカーです。2026年W杯予選では大陸間プレーオフのボリビア戦で得点を記録し、本大会出場に貢献しました。代表通算90試合以上に出場しており、長年にわたりイラク代表の得点源を務めています。40年ぶりのワールドカップとなる今大会でも攻撃の中心として期待されており、グループリーグでは限られたチャンスを決め切れるかが上位進出への鍵を握ります。
ジダン・イクバル(FCユトレヒト/MF)
イングランド・マンチェスター生まれのMFです。マンチェスター・ユナイテッドの育成組織で成長し、2021年にはトップチームデビューを果たしました。現在はオランダのFCユトレヒトでプレーしています。
中盤でのボール保持やパスワークを得意とし、攻撃の組み立てに関わる選手です。派手な得点やアシストを量産するタイプではありませんが、狭いスペースでも落ち着いてプレーできる技術を持ち、攻守のつなぎ役としてイラク代表を支えています。フランスやノルウェーといった格上国との対戦では、イクバルが中盤でどれだけボールを落ち着かせられるかが重要なポイントになりそうです。
イラク代表のグループリーグ対戦スケジュール
イラク代表はグループIに入り、フランス、ノルウェー、セネガルと対戦します。グループリーグの対戦スケジュールは次の通りです。
| 試合日(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
| 6月17日(水) 07:00 | ノルウェー | ボストン・スタジアム(アメリカ) |
| 6月23日(火) 06:00 | フランス | フィラデルフィア・スタジアム(アメリカ) |
| 6月27日(土) 04:00 | セネガル | トロント・スタジアム(カナダ) |
グループリーグ突破の可能性と大会展望
フランス、ノルウェー、セネガル、イラクが入ったグループIは、実力国がそろう組となりました。2018年大会王者のフランスが有力視される一方、ノルウェーとセネガルも高い実力を持っており、イラクにとっては厳しい戦いが予想されます。
40年ぶりのワールドカップとなるイラクにとって、初戦のノルウェー戦は上位進出を目指す上で重要な一戦となりそうです。この試合で勝点を獲得できれば、グループリーグ終盤まで突破争いに踏みとどまる可能性があります。エイメン・フセインの得点力とジダン・イクバルのゲームメイクがかみ合えば、ワールドカップ初勝利をつかむ場面も見られるかもしれません。国内組と欧州育成組が融合した現在のイラク代表は、40年ぶりの大舞台で新たな歴史に挑みます。
