横浜F・マリノスは、Jリーグ屈指の攻撃的なサッカーと長い歴史を誇るクラブです。本記事では、クラブの歴史やホームスタジアム「日産スタジアム」の魅力に加え、2026/27シーズンの注目選手やチームの展望をわかりやすく紹介します。
横浜Fマリノスの歴史
Embed from Getty Images横浜F・マリノスは、Jリーグを代表する歴史あるクラブです。1972年に日産自動車サッカー部として創設されて以来、Jリーグ開幕から現在まで降格を経験しておらず、Jリーグ開幕当初から参戦している、”オリジナル10”の中でも鹿島アントラーズと並ぶ名門として知られています。
クラブ名に含まれる「マリノス」はスペイン語で「船乗り」を意味し、港町・横浜の国際都市としてのイメージと結びついています。港を行き交う船のように、広い世界を舞台に高い目標へ挑み続ける姿勢を象徴しています。
1999年には横浜フリューゲルスと吸収合併し、横浜に根付いていた二つのクラブの歴史と文化が一つにまとめられました。これにより新たな体制で再出発し、J1というトップカテゴリーで歩みを続けています。なお、横浜フリューゲルスのサポーター有志は、その後横浜FCの母体となる株式会社横浜フリエスポーツクラブを設立しました。
横浜F・マリノスはこれまで複数回のリーグ優勝を果たしており、特に2000年代初頭には連覇を達成するなどトップチームとしての地位を確立しました。天皇杯やJリーグカップ(YBCルヴァンカップ)でも優勝経験があり、リーグ戦とトーナメント戦の両面で確かな実績を残しています。
近年も国内リーグだけでなく、アジアを舞台とするAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場し、優勝まであと一歩というシーズンも経験。国内外での戦いを通じて、横浜F・マリノスの歴史はさらに彩りを増しています。
横浜Fマリノスの注目選手
Embed from Getty Images(ジョルディ・クルークス選手)
ここでは、横浜F・マリノスが志向するアグレッシブなプレースタイルをピッチ上で体現し、新シーズンの鍵を握る3名の選手を紹介します。それぞれの特徴やチームでの役割に注目してみましょう。
谷村海那(FW)
いわきFCでの活躍を経て2025年に加入し、一気に前線の主軸へと上り詰めたストライカーです。180cmを超える恵まれた体格を活かした力強いポストプレーに加え、相手ディフェンダーの背後へ一瞬で抜け出すシャープな動き出しと、多彩な形からゴールを奪える高い決定力を兼ね備えています。
2024年のJ2リーグで19得点を挙げると、J1百年構想リーグでもその勝負強さを発揮し、10得点を記録。重要な局面でゴールを叩き出して前線を力強く牽引しました。2026/27シーズンは、チームの得点源としてさらなるゴール量産が期待されるとともに、攻撃をけん引する存在としての活躍にも注目が集まります。
ジョルディ・クルークス(MF)
右サイドから高精度なクロスと果敢な仕掛けでチャンスを量産するベルギー出身のMFです。アビスパ福岡、セレッソ大阪、ジュビロ磐田とJリーグの複数クラブでアシストを量産してきた実績を持ち、チームから絶大な信頼を寄せられています。
独特のリズムから繰り出されるラストパスは、相手守備を崩す大きな武器です。今シーズンもプレースキッカーとして攻撃を組み立て、多くの得点機を演出する役割が期待されています。
近藤友喜(MF)
北海道コンサドーレ札幌から完全移籍で加入した、縦へのスピードと豊富なスタミナが特徴のウインガーです。タッチライン際を鋭く切り裂くドリブルと、スプリントを繰り返しても落ちない豊富なスタミナを持ち味としています。
2026年5月24日に行われた、J1百年構想リーグの東京ヴェルディ戦では1ゴール2アシストの活躍を見せるなど、目に見える数字で貢献しました2026/27シーズンは、持ち味の推進力とラストパスを武器に、サイドからチャンスを生み出す存在として大きな期待が寄せられています。
ホームスタジアム|日産スタジアムでの楽しみ方

横浜F・マリノスのホームスタジアムは 日産スタジアム です。収容人数は約72,327人で、日本最大規模を誇るスタジアムのひとつです。
1990年代後半から、Jリーグや国際大会の舞台として使用されてきました。2002年FIFAワールドカップの決勝戦も開催された歴史あるスタジアムで、広いピッチと観戦環境の良さが特徴です。
スタジアムでは、ゴール裏の「サポーターズシート」が臨場感抜群で、応援の一体感を味わえます。落ち着いて観戦したい場合はバックスタンドやメインスタンドの指定席がおすすめです。
場内の売店では地元グルメやクラブグッズを購入でき、試合前後の記念撮影やお土産選びも楽しめます。キックオフ前のウォーミングアップやハーフタイムショー、選手入場セレモニーなど、ピッチ周辺でのイベントも見どころで、試合以外の楽しみも多くあります。
アウェーから訪れる際には、新横浜駅近くのホテルが便利です。日産スタジアムのアクセスやお勧めホテルはこちらで紹介しています。

2026/27シーズンの展望
Embed from Getty Images2026年8月から幕を開ける新シーズンに向けて、チームは伝統の「アタッキング・フットボール」を受け継ぎながら、新体制のもとで戦術の進化に取り組む大きな転換点を迎えています。
2026年2月から6月にかけて開催された「明治安田J1百年構想リーグ」では、EASTグループを7位で終え、その後のプレーオフラウンドでは13位という結果を残しました。この約半年間は、クラブが掲げる「高いディフェンスラインの維持」と「前線からの即時奪回(ハイプレス)」を新加入選手へ浸透させるための重要な実戦期間となりました。
何より新シーズンの最大の焦点は、2026年6月に就任したスティーブ・コリカ監督がもたらす変化です。これまでのアグレッシブなスタイルをベースにしつつ、タッチライン際での激しい上下動やウイングとのスムーズな連携によるサイドの突破、そして前線からの即時奪回(ハイプレス)から手数をかけずに素早くゴールへ迫る、より鋭いショートカウンターの精度向上が期待されています。
新指揮官の戦術がチームにどのような変化をもたらすのか。そして、新たな攻撃陣がどれだけ機能するのかが2026/27シーズンの大きな見どころです。日産スタジアムで繰り広げられる、マリノスらしいアグレッシブなフットボールに注目しましょう。
