2026年10月31日、セリエA第10節でACミランとインテルが対戦します。舞台は両クラブの本拠地、サン・シーロ。ミラノを本拠地とするライバル同士が、今シーズン最初のダービーを迎えます。
開幕から好調を維持するインテルに対し、ミランは直近の敗戦から立て直しを図ります。今季の成績ではインテルが優位に立つ一方、ミランは直近のダービーで好結果を残してきました。
この記事では、両チームの現状や注目選手、戦術的なポイント、ミラノダービーの見どころを紹介します。
ミラン対インテルの試合日程・基本情報
- 大会:セリエA 2026-27 第10節
- 対戦カード:ACミラン vs インテル
- 日程:2026年10月31日(土)
- キックオフ:20時45分(現地時間)
- 日本時間:2026年11月1日(日)4時45分
- 会場:サン・シーロ
- ホーム:ACミラン
両クラブが同じスタジアムを本拠地とするミラノダービー。今回はミランがホーム扱いとなります。
好調インテルと巻き返しを狙うミラン
Embed from Getty Images両チームの明暗を分けているのは、ここまでのリーグ戦の成績です。首位を走るインテルと、追いかけるミランは、それぞれ異なる課題を抱えて大一番に臨みます。
ACミラン|敗戦からの立て直しが最大の課題
ルベン・アモリム監督が率いるミランは、第9節終了時点で5勝3分け1敗の勝ち点18。首位インテルとは7ポイント差の5位につけています。
直近のボローニャ戦では2-4と敗戦。開幕から続いていたリーグ戦無敗が途切れました。この試合では4失点を喫し、守備面の課題が浮き彫りになりました。攻撃では得点を奪えているだけに、試合の流れが悪くなった際に守備組織を維持できるかが重要です。
一方、ダービーに向けては復帰の可能性がある選手も出てきました。アドリアン・ラビオ、マリオ・ヒラ、ディエゴ・モレイラはチーム練習に復帰しており、起用の可能性があります。復帰組のコンディションを含め、最終的なメンバー構成がポイントです。
ホームで迎える大一番。ミランには攻撃の積極性を失わず、守備の安定を取り戻す戦いが求められます。
インテル|好調を維持し、首位でダービーへ
クリスティアン・キヴ監督のインテルは、第9節終了時点で8勝1分けの勝ち点25。ラツィオと勝ち点で並び、首位に立っています。
ここまでリーグ戦で25得点を記録しており、攻撃力の高さが際立ちます。選手層の厚さに加え、試合の状況に応じて戦い方を変えられる点も強みです。今季はビハインドから13ポイントを獲得。先制されても慌てず、試合の流れを引き戻す力を見せています。
ただし、今回のダービーでは主将ラウタロ・マルティネスが引き続き欠場の見込みです。前線での連係やボールを収める働きを担う選手だけに、その影響は小さくありません。それでも、マルクス・テュラムをはじめ、ピオ・エスポジトやアンジュ=ヨアン・ボニーら前線には選択肢があります。
リーグ戦の好調をダービーでも維持できるか。インテルにとっては、首位を守るうえでも重要な一戦です。
ミラノダービーの注目選手
今回のミラノダービーでは、インテルのマルクス・テュラムと、ミランのアルファジョ・チセに注目です。前線で違いを生み出すテュラムと、得点力で存在感を高めているチセ。両チームの攻撃を支える2人のプレーに注目したいところです。
インテル|マルクス・テュラム
インテルの攻撃で注目したいのが、マルクス・テュラムです。スピードを生かした裏への抜け出しや、フィジカルを生かしたボールキープは大きな武器です。
テュラムが最終ラインを押し下げれば、周囲の選手が使えるスペースも広がります。ミランの守備陣がテュラムへの対応に人数を割くのか、それとも前線へのパスコースを遮断するのか。インテルが攻撃の主導権を握るうえで、重要なポイントになります。
ミラン|アルファジョ・チセ
ミランでは、アルファジョ・チセに注目です。今季はセリエA開幕戦のトリノ戦で得点を記録すると、ユベントス戦でもゴール。さらに10月15日のヨーロッパリーグ、ザルツブルク戦ではハットトリックを達成しました。
勢いはその後も続き、10月28日のボローニャ戦では2ゴールを記録しています。チームは2-4で敗れたものの、前半に2得点を挙げ、攻撃面で強いインパクトを残しました。10月28日時点で、今季公式戦7得点を記録しています。インテルの守備を相手に、ゴール前でどのような判断を見せるのか。ミランの攻撃に勢いをもたらす存在になれるかが見どころです。
試合の見どころ|中盤の攻防とカウンターに注目
今回のミラノダービーでは、中盤の主導権争いと、両チームの攻守の切り替えに注目です。インテルが攻撃力を発揮するのか、ミランが相手の攻撃を封じて好機を作るのか。試合の流れを左右するポイントを整理します。
中盤の主導権を握るのはどちらか
ミランはルカ・モドリッチを中心に、ボールを動かしながら攻撃の形を作りたいところです。中盤で落ち着いてボールを保持できれば、前線へ効果的にボールを供給する機会も増えていきます。
一方のインテルは、ニコロ・バレッラらを中心とした中盤の連係から、前線へボールを運びたいところです。ミランが中盤で圧力をかけられるか、それともインテルがパスワークで局面を打開するか。試合序盤の攻防が重要になります。
テュラムの突破力とカウンターへの対応
インテルでは、マルクス・テュラムの動きが攻撃のポイントになります。スピードを生かした裏への抜け出しや、フィジカルを生かしたボールキープによって、ミランの守備に揺さぶりをかけられます。
ミランにとっては、テュラムへのパスコースを制限し、前線へのボール供給を抑えることが重要です。また、攻撃に人数をかけた際には、ボールを失った後のカウンター対策も欠かせません。
両チームがどこでボールを奪い、どのように攻撃へつなげるのか。守備から攻撃への切り替えにも注目です。
勢いのインテルと巻き返しを狙うミラン

リーグ戦で好調を維持するインテルに対し、ミランはボローニャ戦の敗戦から立て直しを図ります。直近の結果だけを見ればインテルに勢いがありますが、ダービーでは過去の対戦成績や試合への入り方も重要な要素です。
ミランに求められるのは、攻撃と守備のバランスです。ボールを保持して攻撃を組み立てる時間を増やしながら、相手にボールを奪われた際には素早く陣形を整える必要があります。攻撃を急ぎすぎれば、インテルのカウンターを受けるリスクも高まります。
インテルは持ち前の攻撃力を生かし、前線への効果的なボール供給からゴールを狙いたいところです。ミランの守備を動かしながら、テュラムの突破力や前線の連係を生かせるかがポイントになります。
中盤の主導権争い、前線の決定力、そして守備の切り替え。こうした細かな攻防の積み重ねが、ミラノダービーの行方を左右しそうです。

