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長年「J2の番人」としてJ2リーグを支え続けてきた水戸ホーリーホックが、2026年ついにJ1の舞台に立ちます。2025年、安定した戦いを続けるクラブは、首位争いを展開しながら、ついにJ1昇格を果たしました。この記事では、水戸ホーリーホックの歩みとホームスタジアムの魅力、注目選手と2026/27シーズンの見どころを紹介します。
水戸ホーリーホックの歴史
Embed from Getty Images(2017年の水戸ホーリーホック)
水戸ホーリーホックは1994年にFC水戸として発足しました。その後、1997年にJFL(ジャパンフットボールリーグ)に参戦。1999年にJリーグ加盟を承認され、2000年からJ2に参入しています。クラブ名は水戸徳川家の家紋「葵(ホーリーホック)」に由来しており、地域に根差し、育成型クラブとして地位を確立してきました。
水戸の最大の特徴は、J2で長期間にわたり戦い続けてきたことです。昇格も降格も経験せず、安定してJ2に在籍してきたため「J2の番人」と呼ばれることもあります。一方で水戸は育成型クラブとして定評があり、水戸から巣立った選手たちはJ1や海外の舞台で活躍しています。
代表的な例は、松本山雅FCから期限付き移籍で加入したFW前田大然選手、浦和レッズから育成型期限付き移籍で水戸を経て成長したMF伊藤涼太郎選手、ジュビロ磐田から期限付き移籍で活躍したFW小川航基選手などです。
資金力や環境面で制約のある中、選手を育て上げ、戦力として活かす姿勢はクラブの哲学と言えます。 そして2025年シーズン、水戸はJ2優勝という結果を残し悲願のJ1昇格を勝ち取りました。
水戸ホーリーホックの注目選手
Embed from Getty Images(内野航太郎選手)
J1への昇格を果たし、新たなステージで戦う水戸ホーリーホック。J1での定着を目指す今季、攻守の両面でチームを支える注目のプレーヤー3名を紹介します。
内野航太郎(FW)
デンマークのブレンビーIFから期限付き移籍で加入したストライカー。ペナルティーエリア内でのシュート技術に優れ、相手の守備の隙を見逃さずゴールを狙える決定力が持ち味です。
2026/27シーズンの開幕戦ではPKから得点を挙げ、Jリーグ初ゴールを記録。水戸が攻撃の形を作った際に、内野がどれだけゴール前で存在感を発揮できるかがポイントになります。
試合では得点シーンだけでなく、内野選手がペナルティーエリア内のどこでボールを待っているのか、味方のパスを引き出すためにどのような動きをしているのかにも注目です。
西川幸之介(GK)
優れた反射神経と正確なキック精度を兼ね備えた水戸の守護神です。相手の至近距離からのシュートを防ぐセービング能力に加え、後方からビルドアップに参加して攻撃の組み立てに関与できる点も強みです。
百年構想リーグでは19試合に出場し、2度のクリーンシートを達成。シュートを止めるセービングに加え、守備陣との連携や最後方からのボール配球など、GKに求められる役割を幅広く担います。
観戦時には、味方DFへの指示やボールを持った際のキックにも注目したいところです。西川が後方からどのように攻撃の起点を作るのかを見ると、水戸の守備と攻撃のつながりも分かりやすくなります。
鳥海芳樹(MF)
キレのあるドリブルと高いチャンス構築力を備えたアタッカーです。2025年12月にヴァンフォーレ甲府から完全移籍で加入し、前線やサイドのポジションから仕掛け、攻撃に変化を加えられる選手です。
百年構想リーグでは13試合に出場して2得点を記録。自らゴールを狙うだけでなく、ドリブルで相手の守備を動かしたり、味方へのパスで攻撃の選択肢を広げたりするプレーも魅力です。
水戸が相手の守備を崩したい場面では、鳥海の仕掛けが攻撃のアクセントになります。ボールを持った際に自ら仕掛けるのか、味方を使うのか。その判断にも注目したい選手です。
ケーズデンキスタジアム水戸の魅力
Embed from Getty Images水戸ホーリーホックのホームスタジアムは「ケーズデンキスタジアム水戸」です。水戸市千波町に位置し、JR水戸駅からバスで約20分とアクセスも良好です。試合日には臨時バスも運行され、遠方からの観客でも安心して足を運ぶことができます。
収容人数は約1万人とJリーグでは中規模のスタジアムですが、ピッチと観客席の距離が非常に近く、選手の息遣いやボールの音までダイレクトに伝わってきます。応援の声援がそのまま選手に響く臨場感は、ケーズデンキスタジアムならではの醍醐味です。
さらに、このスタジアムの大きな特徴のひとつが、屋根のない開放的な構造です。晴天の日には青空の下でさわやかな雰囲気を楽しめ、夜にはライトに照らされたピッチと星空が織りなす特別な景色を味わえます。アウェーからの遠征の際には、こちらの宿泊ガイドを参考にしてください。

2026/27シーズンの展望
Embed from Getty Images水戸ホーリーホックは、2026年2月から6月にかけて開催された明治安田J1百年構想リーグでWESTグループ9位、最終順位は18位で終えました。J1レベルの強度を経験するなかで、相手に押し込まれた際の守備対応や、少ないチャンスを得点につなげる部分に課題が見えました。一方で、強豪クラブを相手に対等に渡り合う試合もあり、J1で戦うための基準を知る貴重な実戦期間にもなりました。
2026/27シーズンも百年構想リーグに続いて樹森大介監督が指揮を執ります。これまでの戦いで見えた課題を踏まえ、今オフには守備陣の補強に加え、中盤でボールを動かし攻撃につなげるための戦力補強も行われました。新加入選手が既存の選手と連携を深め、水戸が取り組んできた守備の形と速い攻撃をどこまでJ1の舞台で発揮できるかが、今季のポイントになります。
2026年8月に開幕した新シーズンは、まずはJ1残留が大きな目標となります。上位クラブとの対戦では守備の時間が長くなることも想定されます。そうした状況で粘り強く失点を抑え、少ない攻撃機会を得点に結びつけられるかが、シーズンを戦ううえで重要になります。
ケーズデンキスタジアム水戸でのホームゲームでは、J1の舞台で水戸がどのような戦い方を見せるのかを直接見ることができます。新たなステージでの戦いをスタジアムで楽しみながら、チームがどのように成長していくのかにも注目したいところです。

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