2026年9月19日、セリエA第5節でヴェネツィアはホームのスタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォにラツィオを迎えます。ヴェネツィアはここまでリーグ戦4試合で4連敗。勝ち点0で苦しいスタートとなっています。
一方のラツィオは開幕から3連勝を飾り、前節はミランと2-2で引き分けました。
数字だけを見れば厳しい相手ですが、ヴェネツィアにとって重要なのは、ここまでの4試合で見えてきた課題をどこまで修正できるかです。
直近2試合に見えたヴェネツィアの可能性
ヴェネツィアは開幕からレッチェ、ミランに連敗すると、第3節ではフロジノーネに2-3、第4節ではフィオレンティーナに2-4で敗れました。4試合で8失点という守備面の課題は明確ですが、直近2試合では攻撃面で興味深い変化も見られています。
フロジノーネ戦では2点を先行されながら、後半にジョン・イェボアとリッチー・サグラドが得点。2-2まで追いつく時間帯を作りました。フィオレンティーナ戦でも4失点を喫した一方、2得点を奪って反撃する場面がありました。現在のヴェネツィアには、試合の流れを変える力がまったくないわけではありません。
ラツィオ戦で求められるのは、その反撃を「失点した後のリアクション」に終わらせないことです。
主将ブシオ離脱は大きな痛手
ヴェネツィアを悩ませているのが負傷者です。なかでも大きいのが、主将ジャンルカ・ブシオの離脱です。
フィオレンティーナ戦で負傷したブシオは、検査の結果、右ハムストリングに損傷が確認され、すでにリハビリを開始しています。現地報道では復帰まで6~8週間程度と見込まれており、中盤のブシオを欠くことで、ボールを保持してチームを落ち着かせる役割を誰が担うのかが重要になります。
ラツィオ戦は「失点後」が重要
Embed from Getty Imagesヴェネツィアがラツィオと戦ううえで、もう一つ注目したいのが失点後の対応です。ここまでの試合では、先に失点すると試合が難しくなるケースが目立ちます。
一方、フロジノーネ戦やフィオレンティーナ戦では、失点後に攻撃の強度を上げ、得点を奪う時間帯も作りました。
ラツィオは前節ミラン戦で2点を先行しながら、後半に2点を返されて引き分けています。ヴェネツィアとしては、ラツィオの守備が崩れる時間帯を待つだけではなく、90分を通して集中力を維持しながら、相手に継続的なプレッシャーをかけたいところです。
特にイェボアやアダムスのスピードを生かし、カウンターからラツィオの最終ラインの背後を狙えるかがポイントになります。
ヴェネツィアの予想スタメン

現時点では、ヴェネツィアは3-5-2でスタートすると予想します。また、複数の現地メディアでは負傷のブシオの位置に、ヘルガソンの先発が有力視されています。
GK
フィリップ・スタンコヴィッチ
DF
ジョエル・シングティエンヌ
アブデルハミド・ハルハル
リッジチャーノ・ハプス
MF
アントワーヌ・エナン
トール・ヘルガソン
キケ・ペレス
シモン・ソーム
リッチー・サグラド
FW
ジョン・イェボア
アコル・アダムス
特に注目したいのは、ブシオが不在となる中盤です。ヘルガソン、キケ・ペレス、ソームの組み合わせで中盤を構成し、両サイドのエナンとサグラドが攻撃時に高い位置を取る形が予想されます。
ヴェネツィアは「最初の45分」をどう戦うか
現在のヴェネツィアにとって、ラツィオ戦は「強豪相手に勝てるか」という試合ではありません。4連敗という結果の一方で、直近の試合では2得点を奪うなど、攻撃面で反撃する時間帯も作っています。
ラッイオ戦では、先に失点してから追いかける展開ではなく、前半を0-0、あるいは最少失点で終え、後半に勝負を持ち込むことができれば、ペンツォのホームサポーターの後押しも生かせるでしょう。
開幕4試合で見えてきた課題に対して、チームがどのような答えを出すのか。その意味でも、今後のシーズンを占う重要な一戦になりそうです。

