ウズベキスタン代表は、2026年FIFAワールドカップで初めて本大会出場を果たしました。アジア予選ではあと一歩で出場を逃す大会が続いていましたが、2026年大会予選で悲願の本大会出場権を獲得しています。
近年は年代別代表でも結果を残しており、2023年AFC U-20アジアカップ優勝や、2024年パリ五輪出場権獲得を経験した世代がA代表の主力へ成長しました。初出場となる今大会では、グループリーグ突破を目指して大会に臨みます。
ウズベキスタン代表の基本情報
- FIFAランキング: 50位(2026年4月時点)
- 出場回数: 初出場
- 初出場大会: 2026年北中米大会
- 過去最高成績: 本大会出場なし(2026年が初出場)
- 監督: ファビオ・カンナバーロ
ウズベキスタン代表の特徴
ウズベキスタン代表は、試合や対戦相手に応じて4バックと3バックを使い分けています。近年は4-2-3-1や3-4-2-1を採用する試合が見られ、守備時には5バックに近い形で対応する場面もあります。
2026年W杯アジア予選では、守備の安定を重視した試合運びが特徴でした。自陣ではコンパクトな守備ブロックを形成し、相手に中央のスペースを使わせない形を取ることが多く見られました。ボール奪取後は前線へ素早くボールを送り、少ないパスで相手陣内へ進入する攻撃も選択肢の一つとなっています。
攻撃面ではサイドを活用した前進が多く、ウイングやウイングバックが幅を確保しながら攻撃を組み立てます。一方で、中盤を経由したショートパスによる崩しも行っており、試合状況に応じて攻撃方法を使い分けています。
選手構成では欧州リーグ所属選手に加え、中東や国内リーグでプレーする選手も多く招集されています。近年は年代別代表で国際大会を経験した若手選手もA代表へ定着しつつあり、海外組と国内組、経験豊富なベテランと若手選手が融合したチームとなっています。
ウズベキスタン代表の注目選手
Embed from Getty Images(アブドゥコディル・フサノフ)
ウズベキスタン代表には欧州やトルコリーグでプレーする選手が複数在籍しています。なかでも攻守の中心を担う以下の2選手は、本大会でもチームの成績を左右する存在として注目されています。
アブドゥコディル・フサノフ(マンチェスター・シティ/DF)
2025年にフランスのRCランスからマンチェスター・シティへ加入したセンターバックです。22歳という若さながら、ウズベキスタン代表の主力に定着しており、2026年W杯アジア最終予選でも守備陣の中心としてプレーしました。
最大の特徴はスピードを生かしたカバーリング能力です。高い守備ラインの背後をカバーできるほか、対人守備や空中戦にも対応できる選手として評価されています。また、ボールを前方へ運ぶ能力も備えており、ビルドアップの起点となる場面も見られます。
ワールドカップ本大会では、ポルトガルやコロンビアなど攻撃力の高い相手との対戦が予想される中、守備組織を支える役割が求められます。
アボスベク・ファイズラエフ(イスタンブール・バシャクシェヒル/MF)
攻撃的MFやウイングでプレーする左利きのアタッカーです。若くしてA代表の主力へ定着し、年代別代表でも中心選手として活躍してきました。
狭いスペースでのボールコントロールやラストパスを得意としており、相手守備ブロックの間でボールを受けながら攻撃を組み立てる役割を担います。また、セットプレーのキッカーを務めることもあり、得点機創出に大きく関与しています。
強豪国との対戦では攻撃機会が限られることも予想されるため、チャンスメーカーとしての働きが重要になります。
ウズベキスタン代表のグループリーグ対戦スケジュール
ウズベキスタン代表はグループKに入りました。グループリーグでの対戦相手はコロンビア、ポルトガル、コンゴ民主共和国です。
| 試合日(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
| 6月18日(木)11:00 | コロンビア | エスタディオ・アステカ(メキシコ) |
| 6月24日(水)02:00 | ポルトガル | NRGスタジアム(アメリカ) |
| 6月28日(日)08:30 | コンゴ民主共和国 | メルセデス・ベンツ・スタジアム(アメリカ) |
グループリーグ突破の可能性と大会展望
ウズベキスタン代表が入ったグループKでは、ポルトガル代表とコロンビア代表がグループリーグ突破候補と見られています。両国とも欧州・南米を代表する選手層を持ち、国際大会での実績も豊富です。
そのため、ウズベキスタンにとってはコンゴ民主共和国との直接対決が大きな意味を持つ試合になるでしょう。2026年大会は48チーム制で実施されるため、各グループ3位の一部も決勝トーナメントへ進出できます。そのため勝ち点の積み上げがこれまで以上に重要になります。
戦術面では、予選でも見られた守備組織の維持や、ボール奪取後の攻撃を本大会でも発揮できるかが注目されます。また、セットプレーからの得点機会を生かせるかも結果を左右する要素となりそうです。
開催地にも注目する必要があります。初戦が行われるメキシコシティは標高約2,200メートルの高地に位置しており、平地での試合とは異なるコンディション管理が求められます。その後はヒューストン、アトランタへ移動するため、長距離移動への対応も大会期間中の課題となります。
ウズベキスタン代表は、初出場国ではあるものの、近年のアジア大会や年代別大会で結果を残してきた世代がチームの中心を担っています。守備の安定性を維持しながら限られた決定機を得点へ結び付けられれば、初出場での決勝トーナメント進出という快挙を達成する可能性も十分にあります。

