サウジアラビア代表は2026年大会で7回目のFIFAワールドカップ出場となります。過去最高成績は1994年アメリカ大会のベスト16です。2022年カタール大会ではグループリーグでアルゼンチンに勝利したものの、決勝トーナメント進出はなりませんでした。2026年大会では1994年以来となるグループリーグ突破が目標となります。
サウジアラビア代表の基本情報
- FIFAランキング: 61位(2026年4月時点)
- 出場回数: 3大会連続7回目
- 初出場大会: 1994年アメリカ大会
- 過去最高成績: ベスト16(1994年)
- 監督: ゲオルギオス・ドニス
サウジアラビア代表の特徴
サウジアラビア代表は国内リーグ所属選手を中心に構成されており、2026年W杯登録メンバーの大半がサウジ・プロリーグでプレーしています。特にアル・ヒラル、アル・ナスル、アル・アハリの選手が中核を担っています。国内リーグ所属選手が中心であるため代表活動期間が短くても連携を構築しやすく、組織的な守備や素早い攻守の切り替えはチームの大きな強みとなっています。
エルヴェ・ルナール前監督の下では4-3-3を基本システムとし、前線からのプレッシングと速攻を重視する戦い方を採用していました。攻撃時にはサイドバックが高い位置を取り、サイドから前進する場面が多く見られました。
一方で、2026年春の強化試合ではエジプト戦で0-4、セルビア戦で1-2の敗戦を喫しており、大会直前の2026年4月にゲオルギオス・ドニス監督が新たに就任しています。ドニス監督はサウジ国内クラブでの指導経験を持ち、ワールドカップ本大会では就任後初の国際大会に臨みます。
サウジアラビア代表の注目選手
Embed from Getty Images(サーレム・アル=ダウサリ)
サウジアラビア代表には長年チームを支えるベテランと、攻守で存在感を発揮する主力選手が揃っています。本大会で注目したい選手を紹介します。
サーレム・アル=ダウサリ(アル・ヒラル/FW)
サウジアラビア代表のキャプテンを務める左ウイングです。ドリブルによる前進、カットインからのシュート、セットプレーのキッカーとしての役割を担います。2018年大会、2022年大会に続く3度目のW杯出場となり、代表経験は豊富です。2022年大会のアルゼンチン戦で決勝点を記録したことでも知られています。2026年W杯でもサウジアラビアの攻撃をけん引する存在として注目されます。
サウド・アブドゥルハミド(RCランス/DF)
右サイドを主戦場とするDFで、高い運動量を生かした攻撃参加と守備対応を特徴としています。サウジアラビア代表では数少ない欧州リーグ所属選手であり、2026年W杯メンバーでは唯一の海外クラブ所属選手です。代表チームでは右サイドバックとして攻守両面での貢献が期待されています。
サウジアラビア代表のグループリーグ対戦スケジュール
サウジアラビア代表はグループHに入り、スペイン、ウルグアイ、カーボベルデと対戦します。
| 試合日(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
| 6月16日(火) 07:00 | ウルグアイ | ハードロック・スタジアム(アメリカ・マイアミ) |
| 6月22日(月) 01:00 | スペイン | メルセデス・ベンツ・スタジアム(アメリカ・アトランタ) |
| 6月27日(土) 09:00 | カーボベルデ | NRGスタジアム(アメリカ・ヒューストン) |
グループリーグ突破の可能性と大会展望
グループHはスペインとウルグアイが上位候補とみられており、FIFAランキングや近年の国際大会実績を踏まえると、サウジアラビアはグループ3番手の評価となります。
試合開催地はマイアミ、アトランタ、ヒューストンとアメリカ南部に集中しており、移動距離は比較的限定的です。高温多湿な環境での試合が想定されるため、中東地域でのプレー経験が豊富な選手が多い点は環境適応の面で有利に働く可能性があります。
グループリーグ突破のためには初戦のウルグアイ戦で勝点を獲得し、最終戦のカーボベルデ戦で結果を残すことが重要になります。スペイン戦では守備組織の維持と速攻の精度が求められます。
サーレム・アル=ダウサリを中心とした攻撃陣が得点機を生み出せるかが、決勝トーナメント進出の鍵となるでしょう。国内組中心の組織力が機能すれば、2022年大会のアルゼンチン戦のような番狂わせを再び起こす可能性を秘めています。

