ブラジル代表は1930年の第1回大会から今大会にいたるまで、全23回すべてのワールドカップに出場している唯一のチームです。過去最高成績は5度の優勝(1958年、1962年、1970年、1994年、2002年)であり、今大会の目標は2002年大会以来24年ぶりとなる優勝です。
ブラジル代表の基本情報
監督: カルロ・アンチェロッティ
FIFAランキング: 6位(2026年4月時点)
出場回数: 23大会連続23回目
初出場大会: 1930年ウルグアイ大会
過去最高成績: 優勝(1958年、1962年、1970年、1994年、2002年)
ブラジル代表の特徴
ブラジル代表は、ヨーロッパの主要リーグに所属する選手を中心に構成されつつ、直近のメンバー発表ではブラジル国内リーグでプレーする選手も複数名起用されています。
戦術面では、4-2-3-1および4-3-3のフォーメーションを併用しています。中盤の構成において、守備的ミッドフィルダーとインサイドハーフがピッチ中央のスペースを封鎖し、中央のスペースを消しながら相手のビルドアップを制限する守備を採用しています。
攻撃時には固定されたセンターフォワードに依存せず、両ウイングや前線の選手が流動的にポジションを入れ替えることで、相手ディフェンスラインの背後にスペースを作り出す戦術を用いています。
ブラジル代表の注目選手
Embed from Getty Images(ネイマール)
ブラジル代表には、ヨーロッパのクラブで主力として活躍する選手が数多く揃っています。前線の個人技や中盤の展開力に加え、経験豊富なベテランと若手アタッカーが融合している点も大きな特徴です。ここでは、2026年W杯で重要な役割を担う注目選手を紹介します。
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/FW)
ヴィニシウス・ジュニオールは、左サイドからのカットイン(中央への移動)によるシュートおよびペナルティエリア内へのパス供給を特徴とする選手です。
所属クラブのレアル・マドリードでは、前線の主要な得点源として2025-26シーズンはリーグ戦16得点(5月22日時点)を挙げています。ブラジル代表では、左サイドの攻撃起点として相手ディフェンダーとの1対1の局面を作り出し、ゴール前での決定機を生み出すプレーが求められます。
ネイマール(サントスFC/FW)
ペナルティエリア周辺でのパス、およびドリブル突破を特徴とする選手で、ブラジル代表の歴代最多得点記録(79ゴール)を保持しているアタッカーです。2023年の左膝前十字靭帯断裂による長期離脱を経て、2026年5月18日に代表メンバーへ復帰しました。
過去3度(2014年、2018年、2022年)のワールドカップ出場実績を有し、自身4度目の本大会となる今大会では、その経験を活かし、前線でのチャンスメイクや中盤でのゲームメイクが期待されます。
ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル・ユナイテッド/MF)
ボール奪取能力の高さと、奪取後に前線へ供給するパスの正確性を特徴とする選手です。所属クラブであるニューカッスル・ユナイテッドでは、2025-2026シーズンにパス成功率86.2%を記録。リーグ戦28試合に出場し主力として活躍しています。
ブラジル代表では、守備的MFとして相手の攻撃を遅らせる役割と、ビルドアップ時の起点としての役割を担います。
ブラジル代表のグループリーグ対戦スケジュール
ブラジル代表のグループリーグの対戦スケジュールは以下の通りです。
| 試合日(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
| 2026年6月14日(日) 07:00 | モロッコ | メットライフ・スタジアム(アメリカ) |
| 2026年6月20日(土) 09:30 | ハイチ | リンカーン・フィナンシャル・フィールド(アメリカ) |
| 2026年6月25日(木) 07:00 | スコットランド | ハードロック・スタジアム(アメリカ) |
グループリーグ突破の可能性と大会展望
ブラジル代表は、過去5度の優勝を誇る強豪国であり、グループ1位通過の有力候補です。初戦のモロッコ戦は、グループ首位通過を左右する最大の天王山です。堅守を誇る実力国を相手に、ブラジルが勝利を収めて勝ち点3を確保できるかがグループ首位通過争いを大きく左右します。
第2戦のハイチ戦は、移動距離が約150kmと短くコンディションを維持しやすいため、早い時間帯に勝負を決めて主力を温存し、得失点差を広げることが現実的な目標となります。最大の懸念は、最終戦のスコットランド戦です。フィラデルフィアからマイアミまでは約1,900kmの長距離移動が発生し、現地は6月下旬特有の酷暑と高い湿度に見舞われます。
ブラジルが決勝トーナメントを見据えて優位に戦いを進めるためには、第2戦終了時点で1位通過を確定させ、第3戦で大幅なターンオーバーを敢行して主力を休ませるシナリオが理想的です。戦力面を踏まえると、グループリーグ突破の有力候補といえますが、中4日の移動負担と気候条件を克服する戦術的なマネジメントが不可欠となります。
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