5月15日に発表される、2026FIFAワールドカップの日本代表メンバー。現在のチームは遠藤航や守田英正、上田綺世といった欧州主要リーグの主力組が中心ですが、一方で滑り込みで代表入りを目指す選手がいます。ここでは直近のパフォーマンスによってW杯メンバー入りの可能性を残す「サプライズ候補」を、最新の動向と共に紹介します。
藤田譲瑠チマ(FCザンクトパウリ)
2025年夏にベルギーからドイツ・ブンデスリーガのザンクトパウリへステップアップした藤田譲瑠チマは、移籍1年目から中盤の主力として定着しました。2025-26シーズンはリーグ戦30試合に出場し、そのうち29試合で先発出場を果たすという高い稼働率を誇ります。
特に中盤でのボールリカバリー数152回という数字は、欧州5大リーグの舞台でもトップクラスです。日本代表のボランチには遠藤航や守田英正といった選手が君臨していますが、ブンデスリーガでの経験とデータに裏打ちされた安定感から、最終メンバー入りの可能性を秘めています。
小川航基(NECナイメヘン)
Embed from Getty Images(小川航基選手)
オランダ・エールディヴィジで3シーズン目を戦う小川航基は、日本人ストライカーとしての信頼を確固たるものにしました。2026年4月20日に行われた国内カップ戦(KNVBカップ)決勝のAZアルクマール戦では、チームが1-5と大敗を喫する苦しい展開の中で、後半にチーム唯一の得点を記録。タイトル獲得には届きませんでしたが、大舞台でも結果を残せる勝負強さを示しました。
186cmの体格を活かしたポストプレーは、現在の代表チームにおいても希少な武器であり、上田綺世に次ぐセンターフォワードの枠を争う序列の筆頭に位置しています。怪我もなくコンディションは万全であり、前線での基準点を求める森保監督にとって、戦略的な切り札として招集される可能性はあるでしょう。
後藤啓介(シント=トロイデンVV)
191cmの長身と圧倒的なスピードを併せ持つ21歳のFW、後藤啓介はベルギーでの1年目で、10代ながら二桁得点(10ゴール5アシスト)を記録し、空中戦勝率でも欧州23歳以下の選手の中でトップ10にランクインするなど、サイズとスピードを兼ね備えた実力を数字で証明しました。
2026年3月のイギリス遠征でもA代表に名を連ね、3月28日のスコットランド戦ではスタメン出場するなど評価を高めています。短期決戦のW杯において、対戦相手にとっては対策しづらい特徴を持つ存在としてのサプライズ選出の可能性も十分にあります。
安藤智哉(FCザンクトパウリ)
2026年1月にJ1アビスパ福岡からドイツ1部のザンクトパウリへ完全移籍した安藤智哉は、当時J3のFC今治からキャリアをスタートさせました。ドイツ移籍後すぐにスタメンを確保し、バイエルン・ミュンヘンやライプツィヒといった世界的強豪を相手に主力として出場を続けています。
190cmの体格を活かした対人守備と、高いクリア能力はブンデスリーガの舞台でも高水準にあります。日本代表では、現時点で板倉滉や町田浩樹に次ぐ立場とみられます。
それでも、欧州トップリーグで強豪相手に経験を積んでいる点は評価材料です。現在の守備陣にコンディションの不安を抱える選手が出た場合、即戦力として招集される可能性はあるでしょう。
5月15日の日本代表メンバー発表では、実績ある主力組が中心になるとみられます。一方で、直近のクラブでのパフォーマンス次第ではサプライズ招集の可能性もありそうです。
森保監督のメンバー選考で注目したいポイント
森保一監督はこれまでの代表選考でも、単純な個人能力だけでなく、複数ポジションへの対応力や守備タスクの遂行能力を重視してきました。W杯のような短期決戦では戦術理解度も重要となるため、クラブでの好調さに加えてチームへの適応力も選考の鍵になりそうです。
5月15日の日本代表メンバー発表で注目したい点
今回のメンバー発表では、センターフォワードの人選やボランチの世代交代、センターバックのバックアップ枠に変化があるかが注目ポイントです。主力中心の構成が予想される一方で、直前のクラブでの活躍次第ではサプライズ招集も十分に考えられます。


