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SC相模原クラブ紹介:昇格と逆境を経て進化するクラブ

J3
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SC相模原は、神奈川県相模原市を拠点とするサッカークラブで、地元に根差した活動を通じて市民とのつながりを深めています。その歩みはクラブの成長と共に続いてきました。2008年の創設以来、関東リーグからJFL、そしてJ3へと着実に階段を上り、2014年には悲願のJリーグ参入を果たしました。この記事では、SC相模原の歴史や2025年の注目選手、ホームスタジアムについて紹介します。

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SC相模原の歴史

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(SC相模原 2014年)

SC相模原は、2008年に創設され、神奈川県社会人サッカーリーグからのスタートとなり初年度で優勝を果たしました。その後、2013年にはアマチュアの全国リーグである日本フットボールリーグ(JFL)に昇格。 2014年にはJ3リーグに参入しプロクラブとしての体制を整えました。その後、2019年シーズンを経て、2020年に初めてJ2昇格を果たしました。しかし2021年シーズンは19位に終わり、1年でJ3へ降格となりました。現在はJ3で戦いながら、クラブはDeNAの経営参画などもあり、ホームタウンを複数市町に拡大するなど基盤強化を進めつつ、上のステージ復帰を目指しています。

チームカラーは緑で、クラブの象徴として親しまれています。エンブレムは六角形のボルトをモチーフにしており、地域産業を支える工業と、発展・展開を表現しています。また、相模原市の市鳥であるひばりが描かれ、さらに5つの星は、2007年に合併した旧津久井郡4町と相模原市を示しています。これらのデザインには、クラブがまちと共に成長していく姿勢が込められています。

2025年の戦術と注目選手

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(GK バウマン選手)

2025年のSC相模原は、3-1-4-2のシステムを基本としています。中盤でのボール保持から攻撃を組み立てる場面が多く、敵陣でのポゼッションを志向する傾向がありますが、必ずしも一方的に支配するスタイルではありません。

相手の戦術に応じてブロックを築き、守備からショートカウンターやロングボールで背後を狙うなど、状況に応じた攻撃も取り入れています。攻撃面ではサイドを起点とした展開と中央からの崩しをバランス良く使い分け、シュートチャンスを作り出しているのが特徴です。2025年のSC相模原の注目選手は以下の3人です。

バウマン(GK)

スイス人の父とドミニカ共和国人の母を持ち、Jリーグ初のドミニカ共和国人選手バウマンは、鋭い反応と安定したキャッチングに強みを持ちます。1対1の局面でも落ち着いて対応できるほか、キック精度の高さから攻撃の起点としても存在感を発揮。守備ラインへのコーチングも的確で、相模原の堅守を支える重要な存在です。

武藤 雄樹(FW)

日本代表経験を持つFW武藤雄樹選手は、SC相模原の攻撃の中心選手です。鋭い動き出しと冷静なフィニッシュが特徴で、ヘディングでもゴールを決めるなど、空中戦でも強さを見せています。彼の経験に裏付けされたプレーは、若手選手にとって良い刺激となり、ベテラン選手としての存在感を見せています。

大迫 塁(MF)

2025年に、セレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加入したMF大迫塁選手は、正確なパスと視野の広さが特徴です。中盤でのボールの配給から攻撃の起点となり、チームのリズムを作り出しています。2025年の出場試合数は11試合(9月22日時点)ですが、シーズン後半に向けてはスタメン定着が期待されます。 

ホーム、相模原ギオンスタジアムと新スタジアム建設の展望

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SC相模原のホームスタジアムは、相模原ギオンスタジアムです。相模原市南区に位置し、アクセスも良好で、多くのサポーターが集まる場所となっています。収容人数は約15,300人で、全天候型の400mトラックを持つ陸上競技場としても公認されています。天然芝ピッチ、夜間照明設備(最大約1,500ルクス)、屋根付きのメインスタンド等、多目的競技や試合運営を支える施設が整っています。

アクセスも良好で、最寄駅はJR相模線・原当麻駅から徒歩約20分。バス利用では、小田急線の相模大野駅北口から「女子美術大学行き」などの路線があり、停留所から徒歩5分程度で到着します

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新スタジアム建設計画の行方

2025年6月30日、クラブはJリーグに J1基準を満たす多目的スタジアム(1.5万人以上収容) を設置する整備計画を提出しました。設置場所として想定されているのは 神奈川県海老名市内 です。

この計画は、J2クラブライセンス交付にともなう施設基準例外規定に対応するものです。海老名市は近年人口が増加傾向にあるほか、鉄道新路線の開業などにより都心へのアクセス改善が進んでおり、スタジアム用地として利便性が見込まれています。

また、SC相模原は相模原駅北口地区の土地利用計画にも関わっており、駅前の一部返還地を含む新スタジアムや商業施設を核とした複合施設の設置が、まちの活性化を図る提案として進められています。署名活動も行われ、住宅・商業・交通など行政・市民との協議を重ねている段階です。

新スタジアムが完成すれば、現在のギオンスタジアムと比べて観戦環境の向上(観客席・コンコース・交通アクセス等)や、イベント・試合開催の拡充が見込まれ、クラブの拠点として新たな可能性が期待されます。

新スタジアム構想と昇格への決意 。SC相模原のこれから

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SC相模原は、これまでの歩みの中で幾度も壁に直面しながら、そのたびに新たな挑戦を選び取ってきました。J3での戦いを基盤に、J2昇格を経験したことで得た成功と苦難は、クラブにとって大きな財産です。2025年シーズンも、攻撃的なスタイルと注目選手たちの躍動によって、上位進出と昇格を見据えた戦いを続けています。

さらに、海老名市での新スタジアム計画はクラブの未来像を示すものであり、サッカー観戦を核とした街の発展とともにクラブの価値を高める大きな一歩となるでしょう。ギオンスタジアムを拠点としながら、新たな舞台への準備を進める姿は、今後の飛躍を予感させます。SC相模原は、その存在をより広く示し続けることで、多くの人々の心を動かすクラブへと成長しようとしています


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