セリエA第8節、首位のナポリはアウェーでエンポリと対戦。この1戦をプレビューしていきます。
コンテ監督率いるナポリ。好調の要因はルカクの復活!
ナポリは今シーズン、新監督にアントニオ・コンテが就任。2022−23シーズンはディエゴ・マラドーナが在籍していた1989−90シーズン以来となる33年振りのスクデットを獲得するも、昨シーズンは10位と不本意な成績に終わったチームの立て直しが期待されます。
第7節を終えた時点でナポリは、5勝1分1敗で勝点16、現在首位に立っています。シーズン序盤ということもあり、2位インテルとの勝ち点差は2と大きな差はありませんが良いスタートを切ったと言えるでしょう。※10月19日時点
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そのナポリに今季チェルシーから加入したのがベルギー代表の大型FW、ロメル・ルカクです。インテルやチェルシーなどに所属し言わずとしれた怪物FWのルカクは昨シーズン期限付き移籍でASローマに加入。2022−23シーズンはセリエAで13得点を挙げています。
マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーでは、期待されていたほどの活躍とはならなかったルカクですが、ここに来てその能力の高さを発揮。期限付き移籍でプレーしたインテルやローマでも衰えることのない得点能力を見せています。
今シーズンのルカクはここまで、5試合の出場で3得点。現在首位に立つナポリがスタートダッシュを見せているのはルカクの活躍あってこそと言えるでしょう。
Embed from Getty Images奇跡のセリエA残留を遂げたエンポリ。元浦和のオラ・ソルバッケンが加入
2023−24シーズンは最終節で奇跡の逆転残留を果たしたエンポリは、開幕からこれまで2勝4分1敗で10位とまずまずの順位に付けています。第2節ではローマに圧倒的に攻め込まれながらも2対1で今季初勝利、昨シーズン残留争いをしたチームとしては良いスタートと言えるのではないでしょうか。
その、エンポリは元浦和のMFオラ・ソルバッケンが加入、ソルバッケンは浦和では怪我により公式戦6試合の出場でしたが浦和を退団後、ローマからエンポリへの期限付き移籍が発表されました。浦和では目立った活躍とは言えなかったソルバッケンですが実はかつてはノルウェー代表として、ハーランドやウーデゴールらとともにプレーした実績を持つ選手でその実力は確かなものです。
Embed from Getty Imagesその他、エンポリはユベントスから元イタリア代表のDF、マッティア・デ・シリオを期限付き移籍で獲得。昨季残留争いを演じたチームは、下位から中位以上への躍進を図りたいところです。
エンポリ対ナポリ、過去の対戦成績
セリエA第8節、注目の首位ナポリ対10位エンポリの試合ですが、過去の対戦成績はエンポリの6勝2分7敗と以外にも互角の戦いです。直近のチーム成績や順位などを見ると、ナポリが優位かと思われますが、これは意外なデータです。
現状、エンポリは複数得点による圧倒的な勝ち方という戦いは見られませんが、堅守を武器にルカクを中心とした攻撃陣を抑え込むことができれば十分に勝点を得ることは可能かもしれません。
Embed from Getty Images一方のナポリは首位をキープし、今後のリーグ戦を戦う上で昨シーズン残留争いをしたチーム相手に負けるわけにはいかないでしょう。ナポリは、昨シーズンまでのエースストライカー、オシムヘンが今季はトルコのガラタサライSKへ期限付き移籍。その穴を埋めるべきルカクの活躍に期待したいです。
エンポリ対ナポリ、注目の1戦は日本時間10月20日19時30分キックオフです。
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