【天皇杯2025】アビスパ福岡 vs ギラヴァンツ北九州｜7月16日開催“福岡ダービー”プレビュー

天皇杯で“福岡ダービー”が実現

2025年7月16日（水）、天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会の3回戦で、アビスパ福岡（J1）とギラヴァンツ北九州（J3）が対戦します。舞台はベスト電器スタジアム。福岡県内を本拠とする両クラブが全国大会で激突する“福岡ダービー”に、多くの注目が集まっています。

天皇杯ならではの「カテゴリーを超えた対決」ですが、今回は地元同士の対戦ということもあり、いつも以上に特別な空気が漂います。

J1に所属するアビスパ福岡は、今季リーグ戦で中位を維持し、安定した戦いを続けています。守備を基盤とした堅実なスタイルに加え、ウェリントン選手や北島祐二選手といった実力者を前線に擁しており、攻撃陣も充実しています。

今回の試合はホーム開催という利点もあり、試合の主導権を握りやすい展開が期待されます。下位カテゴリーの相手との対戦とはいえ、序盤からしっかりと主導権を握りたいところです。特に立ち上がりの時間帯での得点が、試合の流れを大きく左右するでしょう。

対するギラヴァンツ北九州は、J3リーグで現在4連敗中と苦戦しています。プレースタイルは若手を中心としたエネルギッシュなチームで、前線からの守備やスピードを生かした攻撃が特徴となっています。

この一戦では、コンパクトな守備を保ちながら、セットプレーやカウンターでの得点を狙う展開が予想されます。GK杉本光希選手の活躍も重要な鍵を握りそうです。相手の攻撃をしのぎ、ワンチャンスを確実にものにしたいところです。

今回の“福岡ダービー”は、ただのカテゴリー差では語れない一戦です。地元サポーターの熱い声援に後押しされ、選手たちのモチベーションも高まるでしょう。

アビスパ福岡は試合を通じて安定したパフォーマンスを出せるかが問われます。一方、ギラヴァンツ北九州は守備からリズムを作り、どこまで粘れるかがポイントになります。天皇杯では番狂わせがたびたび起きており、今回も例外ではありません。

勝利を手にするのは、J1の実力か、それともJ3の意地か。地元の誇りを懸けた90分間が始まります。