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水戸ホーリーホック、16試合ぶりの黒星も前を向く。無敗の終わりは通過点に過ぎない

Jリーグ
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2025年8月3日、J2リーグ第24節で水戸ホーリーホックはロアッソ熊本に1-2で敗れ、無敗記録が15でストップしました。クラブ記録を大きく塗り替えた無敗街道は、ついに終わりを迎えたことにななります。

しかし、この黒星を過度に悲観する必要はありません。むしろ、このタイミングでの“記録の終わり”をどう受け止め、次につなげるかが問われるのではないでしょうか。

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無敗の価値と、その裏にある重圧

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水戸の無敗記録は15試合に及び、昇格争いの中で確かな自信を築いてきました。特に6月以降は終盤に勝ち切る試合が増え、試合内容も結果もともに伴っていました。

しかし、無敗が続くほどに、選手や監督にかかる“負けられない”という心理的なプレッシャーも大きくなります。毎試合、記録の継続が意識される中で、内容と結果の両立は簡単ではなかったはずです。

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そんな中で迎えた熊本戦。前半36分に渡辺新太のゴールで先制し、理想的な立ち上がりを見せますが、後半に入ると熊本の反撃を許し、逆転を許します。熊本は90+4分に退場者を出して数的不利となりますが、水戸は最後まで同点に追いつけず、16試合ぶりの黒星を喫しました。

「いつかは終わる」記録よりも、内容を見据えて

そもそも無敗や連勝といった記録は、どれだけ好調なチームであっても永遠には続きません。特にJ2のように実力が拮抗したリーグでは、1点差のゲームが多く、運にも左右されやすいのも事実です。

むしろ重要なのは、記録が止まった後のリアクションではないでしょうか。水戸はこの敗戦を受け、連勝や無敗にとらわれすぎず、「1試合1試合でやるべきことを遂行する」本来の姿勢を再確認する必要があります。

熊本戦でも、前半の時間帯には水戸らしいテンポある攻撃が機能し、敵陣を押し込む時間帯が続きました。終盤には交代カードを切って攻勢を強めましたが、熊本の集中した守備に阻まれました。内容を見れば決して悪いパフォーマンスではなく、敗戦の中にも多くの収穫があると言えるでしょう。

昇格争いはこれからが本番

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現在のJ2は上位と中位の差が小さく、勝ち点3の重みは増すばかりです。水戸はこの敗戦で2位との差が縮まったものの、依然として踏首位をキープしています。残り試合、勝ち点の積み上げを冷静に続けていくことで、自ずと自動昇格の道は開けるでしょう。

大事なのは、この1敗で自信を失わないこと。そして、無敗が止まったことをネガティブに捉えず、むしろ「リセットの機会」と前向きに受け止めることです。

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