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明治安田Jリーグ百年構想リーグ(2026特別大会)とは?大会概要・日程を徹底解説

Jリーグ
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2026年2月から、Jリーグは「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」と呼ばれる特別大会を開催します。この大会は、Jリーグが2026/27シーズンから導入する秋春制(8月〜翌5月)への移行に伴い、移行期間に実施される公式大会です。

通常のリーグ戦とは異なる大会方式やルールが採用されており、「この大会は何のために行われるのか」「優勝するとどうなるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、明治安田Jリーグ百年構想リーグ(2026特別大会)について、大会の位置づけから日程、ルール、魅力、賞金までをわかりやすく整理します。

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明治安田Jリーグ百年構想リーグとは?

明治安田Jリーグ百年構想リーグは、Jリーグが掲げる理念である「百年構想」の名を冠した特別大会です。2026年前半は、秋春制移行に伴い通常のリーグ戦(J1・J2・J3)が開催されない期間となるため、その空白期間を埋める目的で実施されます。選手の公式戦出場機会を確保すると同時に、クラブ運営やファンの関心を維持する意味合いも持つ、移行期ならではの大会と位置づけられています。

なぜ特別大会が開催されるのか

Jリーグは、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)をはじめとする国際大会との日程整合性を高めるため、2026/27シーズンから秋春制へ移行します。

その過程で、2026年2月〜7月にかけて公式リーグ戦が行われない期間が生じるため、新たな大会が必要となりました。百年構想リーグは、こうした背景のもとで誕生した過渡期の公式大会です。

大会の基本ルールと特徴

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明治安田Jリーグ百年構想リーグ(2026特別大会)では、通常のJリーグとは異なる特別なルールが採用されています。

引き分けなし・PK戦あり

百年構想リーグでは通常のリーグ戦と違い、すべての試合で必ず勝敗が決まります。
90分間で決着がつかない場合は延長戦を行わず、PK戦によって勝敗を決定します。

独自のポイント制度

百年構想リーグでは、勝利や引き分けに応じて独自のポイントが付与され、順位が決まります。通常のリーグ戦とは異なり、特別大会ならではの加点やボーナスポイントも導入され、戦略性が高まるのが特徴です。

  • 90分勝利:3ポイント
  • PK戦勝利:2ポイント
  • PK戦敗戦:1ポイント
  • 敗戦:0ポイント

短期決戦の大会であるため、90分で勝ち切る価値がより高く設定されています。

昇格・降格はなし

この大会では、J1・J2・J3間の昇格・降格は行われません。
あくまで特別大会としての順位決定と、賞金・出場権を争う位置づけとなります。

カテゴリー別グループ分け

百年構想リーグでは、カテゴリー別にグループ分けを行い地域ラウンドを戦います。

  • J1百年構想リーグ:東西2グループ
  • J2・J3百年構想リーグ:東西南北の4グループ

具体的なグループ分けは以下の通りです。

📋 J1百年構想リーグ 東西グループ分け(20クラブ)

EAST(東)WEST(西)
鹿島アントラーズ清水エスパルス
水戸ホーリーホック名古屋グランパス
浦和レッズ京都サンガF.C.
ジェフユナイテッド千葉ガンバ大阪
柏レイソルセレッソ大阪
FC東京ヴィッセル神戸
東京ヴェルディファジアーノ岡山
FC町田ゼルビアサンフレッチェ広島
川崎フロンターレアビスパ福岡
横浜F・マリノスV・ファーレン長崎
*上記は地域特性を考慮した公式組み分けです。〖公式〗Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
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J2・J3百年構想リーグ グループ分け(地域別4グループ)

EAST‑AEAST‑BWEST‑AWEST‑B
ヴァンラーレ八戸北海道コンサドーレ札幌アルビレックス新潟レイラック滋賀
ブラウブリッツ秋田福島ユナイテッドFCカターレ富山ガイナーレ鳥取
モンテディオ山形いわきFCツエーゲン金沢レノファ山口FC
ベガルタ仙台RB大宮アルディージャFC大阪ギラヴァンツ北九州
栃木SCヴァンフォーレ甲府奈良クラブサガン鳥栖
栃木シティ松本山雅FCカマタマーレ讃岐ロアッソ熊本
ザスパクサツ群馬AC長野パルセイロ徳島ヴォルティス大分トリニータ
横浜FCジュビロ磐田愛媛FCテゲバジャーロ宮崎
湘南ベルマーレ藤枝MYFCFC今治鹿児島ユナイテッドFC
SC相模原FC岐阜高知ユナイテッドSCFC琉球
*J2・J3は地域や降雪条件を踏まえてEAST‑A/B・WEST‑A/Bに分けられています。

このように、地域性を考慮した構成により、移動負担の軽減も図られています。

現時点で発表されている大会日程

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2026年2月に開幕する「明治安田Jリーグ百年構想リーグ 」では、地域リーグラウンドの第1節の対戦カードが公式に発表されています。
第1節は、J1・J2・J3すべてのグループで2月7日(土)〜8日(日)を中心に開催される予定です。なお、キックオフ時刻やスタジアム、放送/配信情報については、12月26日(金)に公式発表されます。

J1百年構想リーグ 第1節

グループ対戦カード開催候補日
EAST横浜F・マリノス vs FC町田ゼルビア2/6(金)
EASTジェフユナイテッド千葉 vs 浦和レッズ2/7(土)/2/8(日)
EASTFC東京 vs 鹿島アントラーズ2/7(土)/2/8(日)
EAST東京ヴェルディ vs 水戸ホーリーホック2/7(土)/2/8(日)
EAST川崎フロンターレ vs 柏レイソル2/7(土)/2/8(日)
WEST京都サンガF.C. vs ヴィッセル神戸2/6(金)
WESTV・ファーレン長崎 vs サンフレッチェ広島2/6(金)
WEST名古屋グランパス vs 清水エスパルス2/7(土)/2/8(日)
WESTセレッソ大阪 vs ガンバ大阪2/7(土)/2/8(日)
WESTアビスパ福岡 vs ファジアーノ岡山2/7(土)/2/8(日)

J2・J3百年構想リーグ 第1節

グループ対戦カード開催候補日
EAST‑A栃木SC vs ヴァンラーレ八戸2/7(土)/2/8(日)
EAST‑A栃木シティ vs ベガルタ仙台2/7(土)/2/8(日)
EAST‑A横浜FC vs モンテディオ山形2/7(土)/2/8(日)
EAST‑A湘南ベルマーレ vs ブラウブリッツ秋田2/7(土)/2/8(日)
EAST‑ASC相模原 vs ザスパクサツ群馬2/7(土)/2/8(日)
EAST‑BいわきFC vs 北海道コンサドーレ札幌2/7(土)/2/8(日)
EAST‑BRB大宮アルディージャ vs 松本山雅FC2/7(土)/2/8(日)
EAST‑Bヴァンフォーレ甲府 vs 福島ユナイテッドFC2/7(土)/2/8(日)
EAST‑Bジュビロ磐田 vs AC長野パルセイロ2/7(土)/2/8(日)
EAST‑B藤枝MYFC vs FC岐阜2/7(土)/2/8(日)
WEST‑AFC大阪 vs カマタマーレ讃岐2/7(土)/2/8(日)
WEST‑A奈良クラブ vs 徳島ヴォルティス2/7(土)/2/8(日)
WEST‑A愛媛FC vs アルビレックス新潟2/7(土)/2/8(日)
WEST‑AFC今治 vs ツエーゲン金沢2/7(土)/2/8(日)
WEST‑A高知ユナイテッドSC vs カターレ富山2/7(土)/2/8(日)
WEST‑Bギラヴァンツ北九州 vs ガイナーレ鳥取2/7(土)/2/8(日)
WEST‑Bロアッソ熊本 vs レノファ山口FC2/7(土)/2/8(日)
WEST‑B大分トリニータ vs レイラック滋賀FC2/7(土)/2/8(日)
WEST‑B鹿児島ユナイテッドFC vs テゲバジャーロ宮崎2/7(土)/2/8(日)
WEST‑BFC琉球 vs サガン鳥栖2/7(土)/2/8(日)
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特別大会ならではの魅力

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この特別大会の魅力は、独自のポイント制度による最後まで目が離せない順位争いや、地域色豊かなクラブ同士の対戦です。普段対戦しない組み合わせや、新たなクラブの挑戦を楽しめるのも特別大会ならではです。

短期集中型リーグの緊張感

約4か月という限られた期間で順位が決まるため、1試合ごとの重みが非常に大きい大会です。リーグ戦でありながら、トーナメント戦に近い緊張感が生まれます。

独自ルールが生む戦術的駆け引き

引き分けなし・PK戦ありという特別ルールは、試合終盤の判断や選手起用に大きな影響を与えます。 クラブごとの戦略の違いが、はっきりと表れやすい大会です。

若手選手・新戦力の台頭

移行期という性質上、主力選手の調整や世代交代を進めるクラブも多く、若手選手や新加入選手が活躍する機会が増えることも期待されます。

優勝するとどうなる?

J1百年構想リーグの優勝クラブには、ACLエリート(AFCチャンピオンズリーグ・エリート)2026/27シーズンへの出場権が与えられます。
通常のJ1リーグ戦や天皇杯とは異なるルートで国際大会への出場権を獲得できる点は、この大会最大の特徴と言えるでしょう。

短期間で行われる特別大会でありながら、アジアの舞台につながる公式な評価が与えられるため、各クラブにとっては非常に重要な大会となります。

賞金とクラブへの影響

明治安田Jリーグ百年構想リーグ(2026特別大会)では、順位に応じた賞金制度が大会の価値を高めています。特にJ1版では、地域リーグラウンドとプレーオフラウンドを通じて多額の賞金が設定されており、クラブの運営面や今後の強化戦略にも大きな影響を与える可能性があります。

J1百年構想リーグの賞金体系

地域リーグラウンド(グループ戦)
90分勝利:600万円
PK戦勝利:400万円
PK戦敗戦:200万円
全試合勝利(勝点54)の場合、合計最大1億800万円を獲得可能です。
プレーオフラウンド(順位決定戦)
1位(優勝):1.5億円
2位:6000万円
3位:3000万円
これらにより、すべての試合結果がクラブ収入に大きく直結します。

J2・J3百年構想リーグの賞金体系

J2・J3版でも、地域リーグラウンドとプレーオフラウンドを通じた賞金が用意されています。
地域リーグラウンド
90分勝利:150万円
PK戦勝利:100万円
PK戦敗戦:50万円
最大で約2700万円を獲得可能です。
プレーオフラウンド
1位:1500万円
2位:750万円
3位:250万円
若手主体のクラブや育成重視のチームにとっても、実力を結果に結びつけた際の経済的メリットが設定されています。

クラブ運営への影響

この賞金制度は、試合ごとのインセンティブとして機能するだけでなく、クラブ運営体にも影響を与える可能性があります。例えば、得られた賞金は次のような用途に充てられると考えられます。

  • 選手補強・契約延長
  • ユース育成システムの強化
  • 施設・トレーニング環境への投資
  • チームスタッフ・科学的支援体制の整備

また、優勝賞金1.8億円という大きな金額は、中堅クラブにとっても競争力を高める絶好の資金源となります。国際大会出場権とあわせて、この大会がクラブ戦略の一大目標になる理由がここにあります。

その後のシーズンへのつながり

百年構想リーグの優勝は、翌シーズンのリーグ順位に直接影響するものではありません。しかし、秋春制へ移行する直前の大会で結果を残すことは、チームの完成度や勢いを示す重要な指標となります。

国際大会出場、賞金、クラブの評価という複数の要素が絡む点で、百年構想リーグの「優勝」は単なる順位以上の価値を持つ結果と言えるでしょう。

観戦ガイド:冬の特別大会を楽しむポイント

2月に開幕する明治安田Jリーグ百年構想リーグ 特別大会では、冬の寒さを考慮した防寒対策が必須です。スタジアム観戦では、ダウンジャケットや手袋、帽子、カイロなどを用意すると快適に試合を楽しめます。特に風の強いスタジアムでは、防風性のあるアウターがあるとより安心です。

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また、地域ラウンドでは近隣のアウェイクラブ戦も日帰りで楽しめるのが魅力。移動時間が短いため、家族や友人と気軽に複数のスタジアムを巡る観戦も可能です。例えば、隣県のクラブ同士の試合であれば、午前中に出発して試合観戦後に帰宅するプランも立てやすく、週末の楽しみとしても最適です。

スタジアムでしか味わえない迫力や応援の一体感、冬ならではの空気の張り詰めた緊張感を体感しながら、特別大会の熱戦を存分に楽しみましょう。

百年構想リーグの見どころ

2026年2月に開幕する「明治安田Jリーグ百年構想リーグ 」は、J1・J2・J3全カテゴリーで熱戦が繰り広げられる注目の大会です。地域リーグラウンドの対戦カードは公式発表済みで、開幕から見応えのある試合が続きます。

勝利やPK戦の結果に応じてポイントが加算される独自の制度により、最後の一瞬まで順位がわからないスリリングな展開が魅力です。さらに、勝利によって獲得できる賞金も明確に設定されており、各クラブが全力で挑む白熱した戦いを楽しめます。

2026年の明治安田Jリーグ百年構想リーグ特別大会は、独自のポイント制度と賞金制度により、開幕から最後まで目が離せない白熱した戦いが展開されます。普段とは異なる組み合わせの対戦も楽しめ、J1・J2・J3すべてのカテゴリーで新たなドラマが生まれる大会です。

特に、スタジアムで直接その熱気や迫力を体感できるのが醍醐味。ゴールの瞬間やPK戦の緊張感を目の前で味わうことで、テレビやネット配信とはひと味違う臨場感を堪能できます。




2023年よりサッカーライターとして活動。プライベイートでは3人の子供を持ち、育児に奮闘中。サッカーメディアFootballTribeにて記事を寄稿しています

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