2025年のYBCルヴァンカップは、3月20日に1回戦が行われる。昨年からレギュレーションが変更され、J1からJ3までの全60チームが参加することとなったこの大会だが、新レギュレーションで開催された2024年はJ2、J3のチームが勝ち進むジャイアント・キリングが起きた。
今回は、2025年のYBCルヴァンカップ1回戦の中から注目のカードを3つ紹介していく。果たして今年も下位カテゴリークラブによるジャイアント・キリングは起きるのだろうか。

初のJリーグ挑戦、栃木シティFCは鹿島アントラーズと対戦
昨年JFLを優勝し、今年Jリーグに初挑戦している栃木シティFCはホームのCITY FOOTBALL STATIONに鹿島アントラーズを迎える。両チームの対戦は今回が初となり、栃木シティが鹿島相手にどこまでやれるかは大きな注目だ。
初のJリーグ参戦となった栃木シティだが、ここまでのJ3での戦いは3勝1分1敗で2位と昇格クラブとしては上々の成績と言えるだろう。栃木シティのホーム、CITY FOOTBALL STATIONはピッチとの距離が近く収容人数も5,000人程度と非常にコンパクトなスタジアムだ。
すでに、ビジター側のチケットは完売しており当日は多くの鹿島サポーターが詰めかけることだろう。Jクラブ最多の20個のタイトルを持つ、常勝軍団鹿島相手に栃木シティはどんなサッカーを見せるのか、試合は3月20日14時キックオフだ。

2年前の再現となるか、高知ユナイテッドSC対ガンバ大阪
栃木シティと同じく、今年からJリーグに参入した高知ユナイテッドSCはガンバ大阪と対戦する。この両チームは2023年の天皇杯でも対戦しており、その際には当時JFL(ジャやパンフットボールリーグ)の高知が2対1と勝利しており、J1クラブを相手にジャイアント・キリングを達成している。
当時はJFL所属だった高知は今回は堂々とJクラブとしてG大阪を迎える、注目は2年前の天皇杯でも得点を挙げた高知のFW小林心。今季はここまでJ3で3得点を挙げており2年前と同様にJ1クラブ相手にゴールを挙げることができるだろうか。試合は高知のホーム春野陸上競技場で3月20日14時キックオフ予定だ

JFL高知ユナイテッドSC 2021season公式ユニフォーム()
カテゴリーは異なるが好調チーム同士の対戦、ギラヴァンツ北九州対ファジアーノ岡山
Embed from Getty ImagesJ3で好調を維持するギラヴァンツ北九州はJ1初昇格のファジアーノ岡山と対戦する。北九州は現在リーグ戦連勝で3位、岡山も開幕戦を京都に勝利するとここまで2勝2分2敗と昇格組ながらまずまずの成績を残している。
J1とJ3、カテゴリは違えど好調といえる両チーム同士の通算対戦成績は北九州の6勝8分8敗。今回はどちらが勝利するのだろうか。北九州の注目は鹿児島ユナイテッドFCから今季加入したFW河辺駿太郎。3月8日の讃岐戦では加入後初ゴールを挙げており、J1岡山相手にも得点を期待したい。試合は3月20日14時から北九州のホーム、ミクニワールドスタジアム北九州でキックオフだ。

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