PR

ツエーゲン金沢クラブ紹介:「挑戦を、この街の伝統に。」北陸から全国へ挑むクラブの軌跡

J3
記事内に広告が含まれています。

北陸・石川県を拠点に活動するツエーゲン金沢は、地域に根ざした運営を続けるクラブです。能登半島地震の際には支援活動にも力を入れ、サッカーを通じて地域とともに歩んできました。創設からおよそ20年。クラブは「挑戦を、この街の伝統に。」という理念のもと、挑戦を続け、北陸サッカーの灯を守り続けています。この記事では、ツエーゲン金沢の歴史や2025年の注目選手、ホームスタジアムの魅力をお伝えします。

スポンサーリンク

ツエーゲン金沢の歴史

Embed from Getty Images

(ツエーゲン金沢 2015年)

ツエーゲン金沢は、前身の『金沢サッカークラブ』が1956年に創設され、2006年にクラブ名をツエーゲン金沢に変更しました。北陸地方では唯一のプロサッカークラブとして、地域に根ざした発展を目指して歩みを進めてきました。クラブ名の「ツエーゲン」はドイツ語の「Zweigen(芽生え・成長)」に由来し、金沢弁で強いを意味する「つえーげん」から作られた造語です。


2006年に北信越フットボールリーグへ参入すると、2010年にはJFLへ昇格しました。その後もクラブ体制を整え、2014年にJ3リーグ初年度を制覇。2015年からJ2リーグに参戦しました。
昇格初年度は守備的な戦いで残留を果たし、以降も堅実な運営を続けながらカテゴリーを維持してきました。2020年代に入ると、若手育成に力を入れつつ、能登地域との連携を強化。2024年の能登半島地震では被災地支援に積極的に取り組み、地域とともに歩む姿勢を明確にしました。


2025年現在はJ3リーグを舞台に再スタートを切り、スタイルの再構築を進めています。育成年代からトップチームまで一貫した戦術づくりを重視し、地域に支えられながら次なるステージを目指しているクラブです。

2025年の戦術と注目選手

2025年のツエーゲン金沢は、3−4−2−1システムを基本に採用し、前線からのプレスとショートカウンターを軸とした戦い方を展開しています。守備ではコンパクトなブロックを形成し、ボール奪取後は素早く縦へ展開するのが特徴です。中盤の運動量と連動性がチームの生命線であり、攻守の切り替えの速さが試合展開を左右します。2025年の注目選手は以下の3人です。

山ノ井 拓己(GK)

GK山ノ井拓己選手は、2024年にアビスパ福岡から加入。加入初年度の2024年は出場機会が限られるも、今季は正GKの座を掴んでいます。鋭い反応と落ち着いた判断で最終ラインを統率し、ビルドアップにも積極的に関与するプレーが特徴。ショートパスで攻撃の起点となる場面も多く、安定したセービングでチームを支えています。

西谷 和希(MF)

MF西谷和希選手は、攻撃の中心として試合を組み立てるサイドアタッカーです。精度の高い左足と的確なポジショニングでリズムを作り、攻撃を活性化させます。双子の弟・西谷優希(同じくツエーゲン金沢所属)とのコンビネーションは見どころの一つで、息の合った連携からチャンスを生み出します。2025年はここまでチームトップの9アシスト(10月25日時)を記録しており、金沢の攻撃のキーマンと言える存在です。

パトリック(FW)

FWパトリック選手は、ガンバ大阪などで実績を積んだベテランストライカーです。金沢では前線の基点としてポストプレーを担い、若手選手を導く存在となっています。ゴール前での決定力は健在で、セットプレーでも高い得点力を発揮。経験豊富なプレーで攻撃を牽引しています。

金沢ゴーゴーカレースタジアムで味わう一体感

ツエーゲン金沢のホームスタジアムは「金沢ゴーゴーカレースタジアム」です。2023年に地元金沢の「ゴーゴーカレーグループ」とのネーミングライツ契約によりこの名称となりました。金沢市磯部町に位置し、収容人数は約10,000人。北陸初の球技専用スタジアムで、ピッチとの距離が近く、選手の声やプレーの迫力を間近に感じることができます。
アクセスは東金沢駅から徒歩で約15分。試合当日には、石川県庁と金沢駅からシャトルバスが運行されています。周辺に駐車場はありますが、台数が限られているため、有料駐車場の事前予約が推奨されています。スタジアムグルメでは、名前にもある「ゴーゴーカレー」が人気で、観戦前の定番メニューとなっています。


初めて訪れる方には、メインスタンド中央付近の指定席がおすすめです。ピッチ全体を見渡しやすく、戦術的な動きを把握できます。より臨場感を味わいたい方にはゴール裏スタンドが最適で、サポーターと一体になって応援を楽しむことができます。スタジアム規模は小さいものの、選手との距離が近く、試合後の交流機会も多い点が魅力です。温かみのある雰囲気の中で観戦できる、金沢らしいサッカー空間といえるでしょう。

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

「挑戦を伝統へ」J2昇格プレーオフを見据えた終盤戦

Embed from Getty Images

2025年シーズンも終盤に入り、ツエーゲン金沢はJ2昇格プレーオフ圏内を目指して戦いを続けています。序盤は若手中心の構成で苦戦しましたが、夏以降はベテラン勢の安定感が増し、チーム全体のバランスが整ってきました。クラブとしては短期的な結果にとどまらず、中長期的な育成強化を重視しています。能登地域を含む石川県全体での育成年代の底上げにも力を入れており、地元出身選手がピッチに立つ機会も増えています。

残り試合では、昇格争いのライバルに競り勝てるかが鍵となります。守備の安定と攻撃の効率化を両立できれば、プレーオフ進出の可能性は十分にあります。「挑戦を、この街の伝統に。」クラブが掲げる理念をもと、ツエーゲン金沢の挑戦は続きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました