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カターレ富山クラブ紹介:北陸のクラブ・富山が目指す、J2残留への道

J2
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カターレ富山は、富山県を拠点とし、2009年のJリーグ参入以来、着実に経験を積み重ねてきたクラブです。若手育成と即戦力補強を両立しながら、Jリーグで安定した成績を残すことを目標にしています。2025年現在は、J2での定着を目指し、現実的な戦い方を重視したチームづくりを進めています。ここでは、カターレ富山の歴史や、2025年の注目選手。ホームスタジアムの魅力やJ2リーグ終盤戦に向けた戦いについて伝えていきます。

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カターレ富山の歴史

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(カターレ富山 2017年)

カターレ富山は、北陸電力サッカー部「アローズ北陸」とYKK APサッカー部の統合によって2007年に誕生しました。アローズ北陸は1990年に創部され、地域の社会人サッカーを支える存在として活動してきました。その蓄積が、後のJリーグ参入への基盤となりました。

チーム名の「カターレ(Kataller)」は、イタリア語で「語ろう(Cantare=歌う・語る)」をもじった造語であるとともに、富山弁の「勝たれ」の意味も込められています。チームとサポーター、地域社会が共に物語をつくっていくという想いが、この名前に表れています。

クラブは発足翌年の2008年にJリーグ準加盟を経て、2009年に正式加盟を果たします。Jリーグ参入後は、上位争いに加わる事は少なかったものの、堅実な守備と組織的な戦いを続けて来ました。しかし、財政面や戦力層の課題もあり、2014年にはJ2で最下位となり、J3へ降格。

その後は再建期を経て、クラブ運営の安定化を図りながらチーム強化を進め、若手育成と経験豊富な選手の融合を重視し、再昇格を目指します。そして2024年、昇格プレーオフを制してJ2復帰を果たし、2025年シーズンは再び上位カテゴリーでの戦いに臨んでいます。

2025年の戦術と注目選手

2025シーズンのカターレ富山は、シーズン途中の5月27日に小田切道治監督の退任を発表。後任には、安達亮監督が就任しています。安達監督は、就任翌日の練習で「得点力アップ」や「切り替えの速さ向上」を意識した指導を行ったと報じられており、攻撃面改善への意図が明らかです。

基本布陣は4-4-2を採用する試合が多く、守備の安定を重視したうえで、攻撃への展開を改善する方向性を示してます。また、選手起用には相手や試合展開を踏まえて微調整する意図を持っているようで、布陣差替えやポジション変更の試合も複数見受けられます。2025年のカターレ富山の注目選手は以下の3人です。

神山京右(DF)

DF神山京右選手は、空中戦に強く、対人守備に安定感のあるセンターバックです。ビルドアップ能力も高く、後方からの正確なロングパスで攻撃の起点となる場面が多く見られます。守備時にはポジショニングを重視し、相手の動きを予測したカバーリングが持ち味です。セットプレーでは高さを生かしてゴール前での存在感を発揮し、守備でも攻撃でも重要な役割を担っています。

松岡大智(MF)

MF松岡大智選手は、地元富山県出身の左利きミッドフィールダーで、カターレ富山の将来を担う存在として注目されています。高いボールコントロールと細かなステップワークを活かしたドリブルが持ち味で、狭いエリアでも落ち着いてボールを扱える技術が光ります。主に右サイドを主戦場とし、カットインからのシュートやスルーパスで攻撃のリズムを作る役割を担います。終盤の勝負どころでも積極的に仕掛けられる胆力があり、チームの攻撃を活性化させるキープレーヤーの一人です。

松田力(FW)

FW松田力選手は、名古屋グランパスやアビスパ福岡など、複数のクラブでプレー経験のあるベテランストライカーです。ゴール前でのポジショニングが非常に巧みで、相手ディフェンダーの隙を突いて得点を狙います。フィジカルの強さを生かしたポストプレーも得意で、味方の攻撃をサポートする動きが目立ちます。シュート精度の高さと勝負強さを兼ね備えており、終盤戦での得点源として期待されています。

ホームゲームを満喫!富山県総合運動公園の魅力

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カターレ富山のホームスタジアムは「富山県総合運動公園陸上競技場」です。約25,000人を収容できるスタジアムで、メインスタンドには屋根があり、座席からの視界も良好です。陸上トラックを備えた構造ですが、照明設備や大型ビジョンも整っており、ナイトゲームの臨場感も魅力の一つです。

アクセスは、JR富山駅南口から臨時直行バスが便利です。バスロータリー6番乗り場から「総合運動公園行き」に乗車し、終点で下車すれば徒歩すぐです。自転車やバイクでの来場も可能で、スタジアム周辺に駐輪場も設置されています。車で訪れる場合は、併設の駐車場が利用できますが、混雑が予想されるため公共交通機関の利用がおすすめです。

スタジアムグルメでは富山名物の白エビを使った軽食や地元企業の出店があり、試合以外の楽しみもあります。試合当日には、ユニフォーム姿のサポーターが多く集まり、ゴール裏では熱い応援が繰り広げられ、大きな盛り上がりを見せます。

終盤戦の現実と打開策 、J2残留への鍵

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2025年10月15日時点でカターレ富山はJ2リーグ18位と、残留争いの中にあります。勝点差はわずかで、数試合の結果が残留可否に直結する状況です。ここからの戦いで求められるのは、まず守備の安定です。シーズンを通じて失点の多さが課題となっており、セットプレー対応や終盤の集中力維持が重要になります。また、決定機を確実に得点へ結びつける精度の向上も必要です。

また、選手起用の柔軟性やコンディション管理も鍵となります。クラブとしては、短期的な結果と中期的な成長の両立をどう実現するかが問われる局面です。最終盤に向けて、試合運びとメンタル面の安定が残留への大きな要素になると考えられます。

さらに今後は、残留争いのライバルとの直接対決も残されています。これらの試合でいかに勝点を積み重ねることができるかが今後のJ2残留の行方を大きく左右するでしょう。ホームの声援を背にして戦う、カターレ富山の終盤戦の戦いには注目が集まります。

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