2025年7月21日、長崎の「ピースタジアム Connected by SoftBank」に欧州の強豪クラブ、レアル・ソシエダが来日。対するのは、J2リーグを戦うV・ファーレン長崎。この親善試合は、どちらのサポーターにとっても忘れられない一夜となりました。
試合は1対0で長崎の勝利。J2クラブが欧州の壁を乗り越えた!
Embed from Getty Imagesこの日の試合は、日本のサッカーファンにとって非常に注目度の高い一戦。というのも、スペイン・ラ・リーガのトップクラブであり、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが来日し、国内クラブと対戦するからです。
試合は序盤からソシエダがボールを握る展開でしたが、長崎は中盤からしっかりとブロックを築き、粘り強く対応。Jリーグ特有のスピード感あるカウンターで何度かゴールに迫る場面もありました。前半はスコアレスで折り返します。そして迎えた後半、ついにあの男がピッチへ登場します。

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久保建英、後半から出場!スタジアムに大歓声
Embed from Getty Images後半開始から、待望の久保建英が登場。20日に合流したばかりということもあり、プレー時間は限られていましたが、それでも彼のボールタッチ一つひとつにスタジアムは大盛り上がり。コーナーキックではさすがのキック精度を見せ、わずかな時間で攻撃のリズムを作っていきました。
ただしこの試合では、久保の見せ場は限定的。チームとしてもコンディション調整が目的であり、フィジカルコンタクトを避ける場面も見受けられました。久保は試合後、「20分しか出られず申し訳ないが、これが今季最後の負けになれば」と冷静にコメントしています。

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途中出場の笠柳翼が決勝ゴール!
Embed from Getty Imagesスコアレスで迎えた終盤、地元の若きエースが仕事をやってのけます。74分、PA内で細かいタッチからドリブル突破を試みた笠柳翼が、左足で鋭いシュートをゴール右隅へ突き刺し、これが決勝点に!
試合は1対0でV・ファーレン長崎が価値ある勝利を挙げました。
得点後のスタジアムの盛り上がりは、公式戦さながら。それもそのはず。相手はスペインの強豪で、CL常連でもあるソシエダ。しかもその中心には日本が誇るスター・久保建英がいる。そんな相手に、長崎の選手たちは臆することなく挑み、そして勝利をもぎ取ったのです。
V・ファーレン長崎、J2での戦いにも追い風に
Embed from Getty Imagesこの勝利は、長崎にとって大きな意味を持ちます。現在J2では8位に位置しており、プレーオフ圏を視野に入れて戦っているチームにとって、欧州の一流クラブに勝ったという事実は、大きな自信とモチベーションになるでしょう。
新スタジアムの完成以降、サポーターとの距離も縮まり、観客動員も安定。7月16日に行われた天皇杯3回戦では鹿島アントラーズ相手に2-1と善戦しており、着実に地力をつけてきています。若手の台頭もあり、クラブの雰囲気は上向き。笠柳をはじめとする育成出身の選手たちがこうして大舞台で活躍する姿は、まさに「クラブの未来」を象徴しています。
レアル・ソシエダは課題を確認、ラ・リーガ開幕へ
Embed from Getty Images一方のソシエダは、この日本ツアーが新体制での重要な調整機会となっています。今季からは長年チームを率いたイマノル監督が退任し、セルヒオ・フランシスコが新監督に就任。指揮官としての初陣であり、選手起用や戦術確認の場としてこの試合が位置づけられていたようです。
ただ、課題も明らかになりました。とくに得点力不足。ここ数年、アレクサンダー・セルロート、ミケル・オヤルサバルらが攻撃を牽引してきましたが、決定力には不安が残る状況。現地報道でも、「信頼できる9番」が必要という声は多く聞かれます。
久保も来季はさらなる飛躍が期待されており、チーム内でのポジション争いは熾烈。開幕に向けて、コンディションを整えていく段階です。
久保の凱旋と長崎の挑戦、そして未来へ
Embed from Getty Imagesこの試合は、単なる親善試合では終わりませんでした。久保建英の凱旋、地元クラブの快進撃、そしてJリーグと欧州クラブの「距離の縮まり」を感じさせる特別な一戦でした。
V・ファーレン長崎の挑戦は、クラブの歴史に残る一夜として語り継がれるでしょう。そして久保建英とレアル・ソシエダにとっても、新シーズンへ向けた大切なスタート地点となったはずです。
8月に開幕するラ・リーガ2025-26シーズン。久保の活躍、そしてこの試合をきっかけにさらなる飛躍を見せるV・ファーレン長崎にも、引き続き注目です。

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